6カ月~4歳の新型コロナワクチン「接種を推奨する」との見解 日本小児科学会(2022年11月2日)
6カ月から4歳向けの新型コロナワクチンについて、日本小児科学会は「接種を推奨する」との見解を示しました。
日本小児科学会は日本小児科医会とともに2日、オンラインで会見を開き、第7波で子どもの感染者が急増し、これまで少なかった重症者や死亡者が増えたと報告しました。
そのうえで、先月から接種が始まった6カ月から4歳向けの新型コロナワクチンについて「すべての小児に接種を推奨する」との見解を示しました。
理由としてはオミクロン株への感染で熱性けいれんなどを合併する子どもが増えたことや脳症、心筋炎などの重症例も報告されているためとしています。
会見では「BA.2」流行期における、このワクチンの発症予防効果が6カ月から23カ月までで75.8%、2歳から4歳では71.8%との研究結果が紹介されました。
日本小児科学会などはインフルエンザとコロナの同時流行も見据えて「この年代はマスクの着用も難しい場合があるのでワクチンで予防してほしい」と呼び掛けています。
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