王将社長射殺 創業家出身の元役員らの自宅を捜索(2022年11月2日)
「餃子の王将」の社長が射殺された事件で、警察が当時の複数の元役員らから任意で話を聞くとともに創業家出身の元役員らの自宅を捜索していたことが分かりました。
「王将フードサービス」の社長だった大東隆行さん（当時72）は2013年、京都市山科区の本社前で射殺され、警察は特定危険指定暴力団・工藤会系の幹部、田中幸雄容疑者（56）を殺人などの疑いで逮捕しています。
王将が設置した第三者委員会は「創業家と関係が深い特定の企業グループとの不適切な取引によって、およそ200億円が流出した」と指摘していました。
捜査関係者によりますと、警察は田中容疑者の逮捕後に当時の複数の役員らから任意で話を聞いたほか、創業家出身の元役員らの自宅を関係先として捜索したということです。
警察は取引の詳しい状況などを確認し、事件の全容解明への「手掛かり」をつかもうとしているとみられます。
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