「憤り以上の何ものでもない」なぜ“少年A記録”廃棄?遺族が神戸家裁に調査求め要望書提出|TBS NEWS DIG

「憤り以上の何ものでもない」なぜ“少年A記録”廃棄?遺族が神戸家裁に調査求め要望書提出|TBS NEWS DIG

「憤り以上の何ものでもない」なぜ“少年A記録”廃棄?遺族が神戸家裁に調査求め要望書提出|TBS NEWS DIG

25年前に起きた神戸連続児童殺傷事件の全ての事件記録を神戸家裁が廃棄していた問題で、被害者の遺族が廃棄理由などを調査するよう求める要望書を家裁に提出しました。

25年前、神戸市須磨区で当時14歳の少年Aが、土師淳くん(当時11)ら5人の小学生を殺傷しました。

最高裁の内規では、史料的価値が高い場合や社会の耳目を集めた事件記録の永久保存が義務付けられていますが、神戸家裁は事件記録を2011年2月に廃棄した可能性が高いと明らかにしています。

亡くなった土師淳くんの父・守(66)さんは28日、記録を廃棄した経緯や永久保存とされなかった理由を調査し明らかにするよう求める要望書を、神戸家裁に提出しました。

淳くんの父・土師守さん
「私たち被害者遺族にとっては、憤り以上の何者でもない。(この事件の)当事者が実際に声を出さない限り、大きな力にならない」

井関勇司弁護士
「淳くんが生きた証なんですよ。淳君のことがいっぱい書いてある、記録には」

神戸家裁は土師さんに対し、「最高裁に任せるだけでなく、神戸家裁として適切に対応していきたい」と話したということです。

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