１日の感染者１４０万人超も・・・米・ニューヨーク着任直後にまさかのコロナ感染した藤森アナ、アメリカのいまをリポート【新型コロナ】
アメリカ３大ネットワークの一つ、ＣＢＳのビルの一部を借りているＴＢＳニューヨーク支局もコロナ感染拡大の影響で日に日に入場規制が厳しくなっている。年末からは入館するたびに４８時間以内のＰＣＲ検査の陰性証明が必要になった。１２月下旬の着任後、藤森特派員はこの支局を中心に取材活動を始める予定でしたが・・・。
アメリカでは１日の新規感染者が１４０万を超える日もあり過去最多を更新していて、病床のひっ迫など病院の負担が懸念されている。藤森特派員の家族も年が明けてまもなくノドの痛みや咳、だるさの症状が出始めた。すぐに病院で検査をすると子ども２人とともに陽性の結果に。家族の経過を振り返ると、感染前後の症状や回復までの期間が非常に似ていて、診察を受けた医師の話ではオミクロン株が蔓延する前までは患者によって症状は様々だったが、いま病院に来るほとんどの陽性患者が軽症か無症状だという。主にノドや鼻など上気道の症状で発熱は少なく、感染経路がわからないケースばかりで圧倒的な感染力の強さを感じているとのことだ。
ニューヨーク市内の学校ではウインターブレイク後は大半は対面授業で再開したが、ここにきてオンライン授業への切り替えが続出するなど日々対応が変化している状況だ。
薬局では新型コロナの簡易検査キットを入手しにくくなっている。普段は一つ１５～２０ドルほどで購入できるが、中には在庫切れの張り紙をしている店舗もある。藤森特派員も家族の症状が出始めた直後に数か所探し回ったが手に入らなかった。
イルミネーションの点灯式などクリスマスシーズンは特に賑わうロックフェラーセンター。年明けもしばらくは巨大ツリーは色鮮やかにライトアップされているが、訪れる人の数はまばら。藤森特派員も、クリスマス直前に多くの見物客が集まる中、感染対策をしながら短い時間取材をした。家族全員２回のワクチン接種を済ませ外食も家族のみで一度だけ。果たしてどこで感染してしまったのだろうか。
マンハッタンの中心部を歩くと、コロナ前の５割～７割近く戻ってきたと言う情報もあるものの観光客を始め人の数はかなり少ない。街角には至る所に新型コロナの検査所が設けられている。スマホ一つで登録を済ませ誰でもその場で検査が可能だ。しかも無料で即日判定のため、年末は３～４時間待ちの大行列もあちらこちらで見られた。この日、藤森特派員も検査し、結果は陰性。
世界中から観光客が集まる名所タイムズスクエアでは、２年ぶりにカウントダウンイベントが行われたが例年の半分以下の入場制限となった。感染者が激増したニューヨークの感染状況について、コロンビアから来た観光客は「全てが止まってしまった当初に比べれば怖さはない。今は外出もするが細心の注意を払っています」と話した。またニューヨーク市内に住んでいる人は「すでに感染したので私自身あまり怖くはないけど他の人のことを考えると怖いです」と一様に警戒はしているが考え方は様々。なかなかピークアウトの兆しが見えにくくコロナと隣り合わせのいま、学校や職場など各現場では日々どう対応していくのか最善策をまとめる難しさに頭を悩ませている。（18日19:40）
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