奈良「鹿せんべい」自販機で…24時間販売の理由とは?(2022年10月25日)

奈良「鹿せんべい」自販機で…24時間販売の理由とは?(2022年10月25日)

奈良「鹿せんべい」自販機で…24時間販売の理由とは?(2022年10月25日)

 自動販売機で売っているのは「鹿せんべい」。24時間、いつでも鹿せんべいが手に入るように、と販売の態勢を整えた、その訳とは。

 奈良公園で行われたちょっと変わった除幕式。登場したのは銅像でもなく、記念碑でもなく、自動販売機でした。

 そして、ボディには「I LOVE シカ自販機 鹿への贈り物」。

 実は、この自販機がないと今後、大変な事態が起こっていた可能性があるのです…。

 ダイドードリンコ・日高健一郎西日本第一営業部長:「自動販売機の強みは『24時間販売』できるので」

 新しく設置されたのは鹿せんべいが買える自動販売機です。

 これまで鹿せんべいは主に日中、売店でしか販売されていませんでした。そんななか、売店の営業時間外に来た観光客のなかには鹿せんべいが手に入らず、別の食べ物を与える人もいたそうです

 ビジターズビューロー・中西康博専務理事:「それこそフライドチキンをあげるような人もおったりして…。ペットのように思う方々が増えてきて、シカにもストレスが非常にたまっています」

 人間が与えたストレスから、野生のシカが食べ物を求めて人間の生活圏に入り人を襲ったり、交通事故に遭ったり、田畑を荒らしたり、ごみをあさったり…。

 そこで、この24時間対応の自販機によって観光客が鹿せんべい以外の食べ物を与えることを防ごうというのです。10枚500円と売店で買うより割高ですが、そこにも一工夫が…。

 鹿愛護会・大川靖則会長:「1頭のシカの胃袋の中に、これだけのビニールが入っていたのでございます!」

 死んだシカの胃の中から出てきたビニール袋の実物だそうです。

 自販機で販売するには、どうしても鹿せんべいを「個別包装」する必要がありますが、実際にシカが食べている様子を見ると観光客から奪い取るように食べることもあり、間違えて食べる恐れも…。

 そこでビニール包装などではなく、捨てられるはずだったお米を混ぜた紙素材の箱を開発したそうです。売店で買えば200円ほどだそうですが、観光客は…。

 購入した客:「あー!可愛い、可愛い!思い出に残ると思う、これ!ほんでシカにもこれあげて『アンタ高いの買うたからな!これ味がちょっと違うで!』と言います。シカちゃんに!」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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