「世界一流の軍隊へ」習総書記 軍内部でも“権力集中”…新指導部に“抗議の横断幕”(2022年10月25日)
異例の3期目がスタートした中国の習近平国家主席。就任後、初の動静が報じられた。人民解放軍の幹部への講和など、軍の内部でも習主席への権力集中が進んでいる。
■軍内部でも“権力集中”へ
24日、拍手で迎えられ、カーキ色の人民服を着て、軍幹部の会議に出席した習主席。
習主席は、軍創設100周年となる2027年までに、軍の現代化を達成するなどの奮闘目標を掲げている。
このため、世界一流の軍隊を作り上げることを加速するよう強調した。
習主席は、対立する幹部らを反腐敗の名目などで大量に摘発していて、軍の内部でも権力集中が進んでいる。
■「人民のための政治」強調
そして、国営メディアでは、早くも習主席をたたえる歌が流れていた。
共に長い航海へ:「あなたは人民をしっかりと心に置き、人民はあなたを温かく心に刻む」
人民に寄り添った歌詞をアピールするなか、習主席も新指導部発表の際には、「人民のための政治」を強調していた。
習主席:「幸せに暮らしたい人民の思いを絶えず現実にしていく」
■新指導部に“抗議の横断幕”
一方で、中国共産党の新指導部発表の直後、中国国外で運営されているSNSに抗議とみられる映像が投稿された。
白い横断幕を持って車道を行進する若者たち。横断幕には、「いらない・いる」という文字だけが書かれ、中国共産党のスローガンの上に貼られていた。これは一体、何を意味するのか?
実は13日に、北京市内の陸橋に掲げられていた横断幕にも、「PCR検査はいらない ご飯が欲しい」「封鎖管理はいらない 自由が欲しい」と書かれていた。
「ゼロコロナ政策」などに反対する横断幕への賛同を示す活動だとみられている。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年10月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く