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【深刻被害】メキシコに“危険ハリケーン”…南スーダンで記録的大雨 国の3分の2浸水(2022年10月24日)
メキシコに上陸したハリケーン「ロズリン」が大雨や洪水など各地で深刻な被害をもたらしています。家屋の倒壊などが原因で少なくとも2人が死亡したということです。
未明の街を襲う激しい雨と風。ガソリンスタンドでは屋根がきしみ、今にも飛ばされそうになっています。
20日に発生したハリケーン「ロズリン」。
一時は日本でいう非常に強い台風にあたる「カテゴリー4」にもなったロズリンは23日朝、メキシコ西部のナヤリト州に上陸。各地に大雨や洪水をもたらし、地元メディアによりますと、少なくとも2人が亡くなり、15万軒以上が停電となりました。
被害を受けた自治体代表者:「通信の断絶や多くの倒木、電線が通りに落下したりと問題山積み」
洗練されたリゾート地として北米でも人気のプエルト・バヤルタも激しい波や洪水で護岩が崩れるなど被害の跡があちこちに…。
住民らは、がれきの撤去など片付けに追われています。
アメリカ国立ハリケーンセンターによりますと、現在はロズリンの勢力は弱まり、まもなくなくなるとみられていますが、恐ろしいのはその発達の速さです。
CNN・気象専門家:「風速が24時間で約27メートル上昇しました。これには私だけでなく、CNNウェザーチームも度肝を抜かれました」
CNNによりますと、太平洋沿岸の海水温が高かったことがロズリンが急速に発達した原因だと伝えています。
大雨の被害はアフリカ大陸でも。
町のほとんどが海に沈んだかに見えますが…。
南スーダンはアフリカ大陸中央部に位置する海のない内陸国。国の3分の2が浸水。多くの住民が家を失いました。
この町は普段、川の水量は少なく、起伏の少ない平野部が広がってます。それゆえ、大雨が降ると一気に川があふれて町全体が浸水してしまいます。
援助物資が届くように住民たちは道路を確保するため、泥を積み上げて堤防を作っています。
避難した住民たちのキャンプは取り囲んでいる水面よりも低く、脆弱(ぜいじゃく)な堤防が浸水を防いでいますが、再び大雨が降ると水没しかねない危険な状況です。
国連・人道支援担当者:「気候変動は実際に起きている」
気候変動が原因の洪水。
洪水は南スーダンだけでなく、カメルーン。600人以上が死亡、130万人が避難したナイジェリア。そしてチャドなど複数の国で発生。
被害を受けた国は熱帯地方のエリア。この地域に大雨をもたらしています。
4年連続で記録的な大雨となった南スーダン。
90万人以上が影響を受け、深刻な食糧危機に陥っています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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