米大統領 エネルギー価格抑制へ石油備蓄放出を表明(2022年10月20日)
アメリカのバイデン大統領は高騰するエネルギー価格の抑制に向けて今後、数カ月にわたって大規模な石油備蓄を放出する方針を表明しました。
バイデン大統領:「他国の行動によってこれほどまでに価格の変動が起きている時期に私たちは市場を安定させ、エネルギーの価格を押し下げるつもりです」
バイデン大統領は19日、エネルギー価格を抑制するため、12月に1500万バレルの石油備蓄を放出すると改めて表明しました。
アメリカのガソリン価格は下落傾向だったものの、今月に入り産油国とロシアでつくるOPECプラスが大幅な減産を決めたことで再び上昇に転じつつあり、価格抑制に取り組む姿勢をアピールした形です。
また、バイデン大統領は「政治的な動機は全くない」と述べ、来月に迫る中間選挙を意識した動きではないと強調しましたが、高止まりする物価高が与党・民主党にとって大きな逆風となっていて、焦りの色もにじみ始めています。
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