東大前刺傷事件 逮捕の男子生徒(17) 同級生「温厚で優しい」【news23】
東京大学の前で受験生らを次々と刺したとして、17歳の男子生徒が逮捕された事件です。自身も東大を目指していたという男子生徒。その人物像に迫ります。
15日、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された高校2年の男子生徒。事件は「大学入学共通テスト」の会場となっていた東京大学の前、受験生が集まり始めた中で起きました。
山本恵里伽キャスター
「男子生徒は東大前駅を出てすぐに目の前にいた男性を刺しました。そしてその後、次々と受験生の男女2人を刺したということです」
受験生ら3人は重軽傷を負いました。
東京大学の学生
「(Q.受験の日に事件が起きてしまう、どのように思うか)防ぎようがないというか、そこまで取り締まれない。どうしようもなかったというのが正直なところ」
山本キャスター
「逮捕された男子生徒は犯行直後、門の脇の角あたりに体育座りで座り込んでいたといいます」
犯行後は憔悴しきっていたという男子生徒。一体どんな人物なのでしょうか。
中学校の同級生
「温厚で誰にでも優しくて。まだ信じたくない。そんなことするような人じゃなかった」
中学時代は吹奏楽部に所属していました。
中学校の同級生
「大会とか何かの区切りのときに手紙を1人1人に書いてくれて」
そして、勉強の成績は常にトップクラスだったといいます。
中学校の同級生
「勉強はすごくできていました。休み時間に勉強していた」
中学卒業後は名古屋市内の私立高校に入学。その高校によると、去年9月の3者面談の際、「成績が下がり、進路に悩んでいる」と打ち明けたといいます。このことが事件につながるのでしょうか。男子生徒はこう供述しています。
男子生徒
「東大を目指していた。医者になれないなら人を殺して、罪悪感を背負って切腹しようと思った」
犯行直後から逮捕までの一部始終を目撃していた現役の東大生は・・・
事件を目撃した東大生
「(男子生徒は)無気力状態で体を動かす気がなくて、へたって倒れている感じ。『高校にごめんなさい』みたいな声は覚えています。自己否定するような言葉が多かった」
刃物2本とのこぎり1本を所持していたという男子生徒。犯行の直前には。
山本キャスター
「事件直前には東大前駅の駅構内で8か所ほどボヤが発生していました」
受験生の娘に付き添った保護者は、駅で異様な光景を目の当たりにしたといいます。
受験生の父親
「南北線の下でキャーとか騒いでいて、受験生が震えている感じで『どうしたの』って聞いたら、『電車で何かが撒かれて逃げてここに来ている』って」
男子生徒
「可燃性の液体に火をつけようとしたがうまくいかなかった」
男子生徒は一連のボヤについて関与を認めていて、可燃性の液体あわせておよそ3リットルを持っていたということです。東大前には栄養ドリンクの瓶3本と着火剤を結び付けた自作とみられる火炎瓶のようなものが落ちていました。
男子生徒が通う高校はこうコメントしています。
男子生徒の通う高校
「『密』をつくるなという社会風潮のなかで、個々の生徒が分断され、そのなかで孤立感を深めている生徒が存在しているかもしれません。そのような生徒にどのように手を差し伸べていくかということであり、それが根本的な再発防止策であると考えます」(17日23:10)
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