富士フイルム 「アビガン」のコロナ向け開発を中止(2022年10月14日)

富士フイルム 「アビガン」のコロナ向け開発を中止(2022年10月14日)

富士フイルム 「アビガン」のコロナ向け開発を中止(2022年10月14日)

 富士フイルムは、新型コロナウイルスの治療薬として期待された抗インフルエンザ薬の「アビガン」について、新型コロナ治療薬としての開発を中止すると発表しました。

 アビガンは富士フイルム富山化学が開発し、新型インフルエンザの治療薬として2014年に承認された薬です。

 新型コロナにも効果があると期待され、2020年10月、新型コロナの治療薬としての承認申請を厚生労働省に出していました。

 富士フイルム富山化学は、アビガンの効果を確認するため最終段階の治験を行っていましたが、従来株よりも重症化率の低いオミクロン株の拡大やワクチン接種率の向上などによって、重症化を防ぐ効果の証明が難しくなっていました。

 得られたデータでは有効性が証明できず、厚生労働省への承認申請を取り下げることにしたということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事