【絶望】「全て失った」ハリケーン通過後も…各地で被害 アラスカに迫るサイクロンも(2022年10月13日)

【絶望】「全て失った」ハリケーン通過後も…各地で被害 アラスカに迫るサイクロンも(2022年10月13日)

【絶望】「全て失った」ハリケーン通過後も…各地で被害 アラスカに迫るサイクロンも(2022年10月13日)

 ハリケーンが通過した後も、激しい雨が続くメキシコです。浸水したままの建物を前に「全てを失った家族もいる」と住民が絶望を語りました。

 雷鳴とともに洪水が発生。場所はメキシコの太平洋沿岸の町。

 中央アメリカで猛威を振るったハリケーン「ジュリア」が過ぎ去った後も激しい雨は続き道路は冠水。浸水したままの建物も。

 地元の住民:「昨夜の豪雨ですべてを失った家族もいる」

 ハリケーンの被害で最も多くの死者を出したベネズエラ。町のほとんどが土砂に埋まり、行方不明者の捜索活動が続いています。

 時間とともに被害の実態は明らかになり犠牲者は43人に上っています。

 猛烈な風が吹き高波が沿岸の集落に押し寄せます。場所はアメリカ最北端アラスカ州のフーパー湾。

 アラスカに迫るサイクロン。この時期には珍しいという暴風雨、強い雨風とともに高潮も引き起こしました。

 海に流される家も。なすすべなく、ただ立ち尽くす住民の姿が…。

 停電も発生。住民は高台に避難せざるを得ませんでした。

 アラスカ西部のおよそ1600キロに小さな集落が点在。そのエリアに住むおよそ2万人の住民に影響を及ぼしたのです。

 気象研究所によると、アメリカ沿岸部は温暖化の影響で2050年までに海面が30センチ上昇すると予測。
 
 被害をもたらす洪水は現在の10倍以上発生する可能性もあり、警鐘を鳴らしています。

 一方、アジアでも水害が続いています。

 インド北部のウッタル・プラデーシュ州では、モンスーンの季節に降り続いた雨によって、川が氾濫、多くの村がのみ込まれました。

 州内の地方行政長官:「少なくとも48の村が取り残され、我々は国家災害救助隊を呼んで住民を救助しました」

 一面の湖のようになった村から避難する住民や家畜。

 洪水の被害を受けた村はおよそ114にも上り、合計で100万もの人たちが影響を受けたということです。

 タイでは、あふれた水がなかなか引きません。

 東北部の多くの地域では、洪水による水没がすでに1カ月を経過。

 今後も水位が下がるどころが、上がっていくとみられ、繁華街では、土嚢(どのう)を積み上げ、さらなる洪水に備えています。

 タイの洪水は例年になく長引いていて、場所によっては、深さが1メートルに達する所もあるという事です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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