【全国旅行支援】星野リゾート代表の苦言「予約が複雑」…“イベント割”TDRは2割引き(2022年10月13日)

【全国旅行支援】星野リゾート代表の苦言「予約が複雑」…“イベント割”TDRは2割引き(2022年10月13日)

【全国旅行支援】星野リゾート代表の苦言「予約が複雑」…“イベント割”TDRは2割引き(2022年10月13日)

 国内の旅行需要を喚起するため、11日からスタートした「全国旅行支援」。各地のにぎわいをさらに後押ししたいと、政府が進めているのが「イベント割」です。

■TDR予約サイト大混雑「1時間待ち」

 東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、今回の「イベント割」を受け、入園料を2割引きにすると発表。通常7900円から9400円の大人料金が、6320円から7520円と最大で2000円ほどお得になります。

 対象期間は、来年1月末までですが、アクセスが集中したようで、予約サイトは大混雑。しかし、そんななかでも、しっかりとイベント割を使ってチケットをゲットした人もいました。

 ディズニーファン(20代):「ちょうど2時2、3分ぐらいに予約サイトに入れました」

 ディズニーファン歴20年以上の女性。最低でも週に1回は、ディズニーランドやシーに遊びに行くといいます。

 混雑を予想し、30分以上前からスマートフォンを持って準備。それでも、なかなか予約画面にアクセスできませんでしたが、何とか購入することができました。

 ディズニーファン:「(今は)年間パスポートがなくて、チケット代だけでも出費がかなりかかるので。そこが普通の価格より1000円とか2000円とか安くなるのはありがたい」

■星野リゾート代表「予約が複雑」

 “割引制度”の恩恵を受ける人がいる一方で、全国旅行支援を巡っては、こんな指摘もありました。

 星野リゾート・星野佳路代表:「各県に制度設計を任せたことによって、47の事務局が誕生して、それぞれの県で違った内容になってきているところが、複雑にしてしまっているポイント」

 12日、こう苦言を呈したのは、星野リゾートの星野代表です。

 「予約方法」や「ワクチン接種の要件」「すでに入っていた予約への適用」などがそれぞれの県によって違うため、対応に苦慮していると述べました。

 一方で、全国旅行支援の実施期間が繁忙期を外していることや、クーポン券で平日と休日に差を付けている点などは、旅行需要を平準化できるとして評価しています。

■“戸惑い”旅行会社も利用客も…

 自治体ごとに異なる内容に戸惑う声は、旅行会社からも上がっています。

 飛鳥旅行・スタッフ:「まだ、予算がなくなったとは聞いていません」

 スタッフはかたわらにマニュアルを置きながら、客からの問い合わせに対応していました。

 飛鳥旅行・村山吉三郎社長:「全国版でもらっている取り扱いマニュアルがあって。これをまず、把握しなきゃいけません」

 複雑さに頭を悩ませているのは、利用客も同じです。

 男性(80代):「チケット出るのか出ないのか、分からないんでしょ…」
 村山社長:「これから、鹿児島に確認して…」
 利用客:「(Q.(予約を)自分でするのは?)無理です」
 男性(80代):「自分でも調べたけど、分かりづらい」

 村山社長:「ほとんどのお客様が戸惑っているのでは…。カウンターに来て頂いて、話をして、内容を聞いて、『こうですね』と確認すると、安心して帰ります」

(「グッド!モーニング」2022年10月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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