【ウクライナ侵攻】“報復”でウクライナ全土にミサイル攻撃 プーチン大統領は…
ウクライナへのロシアの攻撃は11日も続いています。南部ザポリージャ州では学校などにミサイル攻撃があり、1人が死亡しました。プーチン大統領は、ウクライナ全土への攻撃について、「8日に起きたクリミア橋の爆発に対する報復」とした上で、さらなる攻撃も示唆しています。
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ウクライナの首都キーウでは、大規模攻撃から一夜あけた11日も市内で空襲警報が鳴り、中心部の地下鉄には大勢の人が避難していました。
市民
「(攻撃開始の)2月24日のことを思い出して、とても怖くなりました」
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ウクライナ南部ザポリージャでも11日の朝、学校や病院などがミサイル攻撃を受け、1人が死亡しました。
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その前日の10日、ウクライナ首都キーウで撮影されたのは、ミサイルが着弾し噴煙があがる様子です。飛来した2発目のミサイルは、発電所の近くに着弾しました。
ロシア軍は10日、ウクライナ全土を攻撃しました。キーウ市内の歩道橋でも、歩行者のすぐそばに着弾する様子が撮影されました。
イギリスBBCの生中継の最中にも、何かが空を通過する轟音(ごうおん)が聞こえ、その直後には爆発音が鳴り響きました。
ミサイルは市民の頭上に降り注ぎました。首都キーウで攻撃されたのは、中心部のオフィスビルや公園など、一般市民がいる場所でした。今回攻撃を受けた公園を今年7月、NNNは取材していました。
当時、夏休みということもあり、公園では多くの子供達が遊具で遊んでいました。今回の攻撃で、遊具のすぐ脇にミサイルが着弾しました。
地下に避難した市民
「怒りがこみ上げてきます。なぜ子供たちが…、わからない…」
攻撃は、ウクライナ東部ドニプロや、西部リビウなどでもありました。ロシア軍は今回、80発以上のミサイルを発射しました。19人が死亡、105人がケガをしました。
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この攻撃についてプーチン大統領は、8日に起きたクリミア橋の爆発に対する報復だと明らかにし、さらなる攻撃も示唆しました。
プーチン大統領
「我々の領土に対するテロ攻撃を遂行しようとする試みが継続する場合、その脅威のレベルに匹敵する規模で厳しく報復する」
一方、ゼレンスキー大統領は、攻撃直後から動画をSNSに投稿しています。10日夜には、ミサイルが着弾した現場から、攻撃を「テロ」だと非難しました。
ゼレンスキー大統領
「ロシア軍は、朝のラッシュアワーにわざとこのような空爆を行った。これは典型的なテロリストの戦術だ」
(2022年10月11日放送)
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