“前倒し”ワクチン3回目接種 見えてきた課題と懸念(2022年1月16日)

“前倒し”ワクチン3回目接種 見えてきた課題と懸念(2022年1月16日)

“前倒し”ワクチン3回目接種 見えてきた課題と懸念(2022年1月16日)

 新型コロナウイルスの感染が急拡大するなか、各地で3回目のワクチン接種が前倒しで進められています。埼玉県にある病院を取材すると、3回目の接種を巡る課題が見えてきました。

 病院関係者:「今、体調はどんな感じですか?」

 患者:「37度2分ぐらいの微熱と、あとちょっと関節痛。あと喉の痛みが非常に痛くて」

 こちらの病院では68床あるコロナ病床のうち28床、約4割が埋まってしまっているといいます。

 埼玉県戸田市では、この病院を含む4つの病院で65歳以上の一般高齢者などを対象とした3回目のワクチン接種を行っています。

 国が示した前倒し方針よりも、さらに1週間早めました。

 公平病院・公平誠院長:「3回目の接種が前倒しも含めて開始できたことは、とても良かったと思います」

 3回目接種の“前倒し”。

 11日からすでに2日間行われ、医療従事者と高齢者を含めて約80人が受けました。

 ワクチンの在庫も予約状況を見て発注しているため、今のところ問題はないといいます。

 そんななか、埼玉県でも新規感染者が去年9月以来の1000人を超え、歯止めが利かない状況が続いています。

 公平病院・公平誠院長:「感染者の増加の仕方というのが、これまでに体験したことのない、ちょっと想定以上の増加のスピードではないかと思います」

 この爆発的な増加によって3回目の接種に懸念も見えてきました。

 公平病院・公平誠院長:「医療機関一つひとつの接種会場ごとの打てる人数も限られてくると思いますので、ワクチンの量や予約が取れない問題も、もしかすると今後、昨年のように出てくる可能性はあるのではないか」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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