【旧統一教会】「任命責任は?」総理にも“矛先” 山際大臣は同じ弁明繰り返す(2022年10月6日)
国会では6日、参議院で論戦が行われました。岸田総理が6日も、旧統一教会を巡る答弁に追われるなか、細田衆議院議長についても新たな動きがありました。
これは、誰のことを言っているのでしょうか。
自民党・麻生太郎副総裁:「色々と書かれたり言われたりしていることは、事実のところもあるんだと思いますが」
参議院の代表質問でも、この大臣への質問が集中しました。
立憲民主党・田名部匡代議員:「総理、山際大臣のこうしたバレなければ良いと思っているかのような対応についてどう思うか」
岸田総理大臣:「それぞれの議員が政治家の責任において、まず丁寧に説明を尽くす必要がある」
社民党・福島みずほ党首:「任命責任があるでしょ」
更迭を求める野党に、総理は否定的な姿勢です。さらに、7月の街頭演説での発言も問題視されました。
立憲民主党・田名部匡代議員:「(山際大臣は街頭演説で)『野党の人からくる話は、我々政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはならない』と発言されました。『我々政府として聞かない』とまで発言される方が大臣としてふさわしいのでしょうか」
その時の記者会見で次のように弁明しています。
山際経済再生担当大臣:「その地域の方々から意見を賜りながら、それを国政に反映させて頂きたい。強調するという文脈の中で、誤解を招くような発言になった」
そして6日も。
山際経済再生担当大臣:「その地域の方々から意見を賜りながら、それを国政に反映させて頂きたい。思いを強調するという文脈の中で、その趣旨について誤解を招くような発言になりました」
同じ弁明を繰り返しました。
続いて質問に立った、世耕参院幹事長は。
自民党・世耕弘成参院幹事長:「日本人は贖罪(しょくざい)を続けよとして多額の献金等を強いてきたこの団体の教義に賛同する我が党議員は1人もいません」
自民党内には、旧統一教会の賛同会員となっていた議員もいます。
自民党・世耕弘成参院幹事長:「我が党の政策に教団が影響を与えたこともありません。教団等が主張する一部の政策がたまたま党議員の政策と同一だったことはあるかもしれませんが、一宗教団体が政策決定に影響を与えることはありえません」
一方、旧統一教会との関係について認めたものの、説明不足を指摘されていた、細田衆院議長。自民党内からもこんな声が。
伊吹元衆院議長:「細田さんも進んで議員運営員会に出てきて、自分の思うところをしっかり述べれば私はいいんじゃないかと」
細田議長は7日午前中に与野党の筆頭理事に対して、追加の調査結果を報告するということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く