【速報】KADOKAWA「コンプラ違反あったと言わざるを得ない」会見で陳謝|TBS NEWS DIG

【速報】KADOKAWA「コンプラ違反あったと言わざるを得ない」会見で陳謝|TBS NEWS DIG

【速報】KADOKAWA「コンプラ違反あったと言わざるを得ない」会見で陳謝|TBS NEWS DIG

出版大手「KADOKAWA」は、会長だった角川歴彦被告(79)が東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会組織委員会の元理事に賄賂を贈ったとして東京地検特捜部にきのう起訴されたことを受け、記者会見を開き陳謝しました。

夏野剛社長は冒頭、「関係するすべての皆様の信頼を裏切り、多大なるご迷惑をおかけしていること、深くお詫びします」「出場したアスリートの皆さん、ボランティアの皆さん、全ての関係者にも深くお詫び申し上げます」と述べました。

またKADOKAWA側は、外部の専門家からなる調査チームの現時点での調査の経過について公表。

逮捕された大会組織委の元理事・高橋治之容疑者(78)の知人、深見和政容疑者(73)の会社「コモンズ2」と2019年にコンサルティング契約を結び、7665万円を支払ったことを明らかにしました。

この契約については法務部門から、賄賂にあたる可能性があると事前に指摘されていたにもかかわらず実行されたということです。

こうした契約について、調査チームの弁護士は「贈賄行為と評価されうる疑わしい行為であったことは間違いなく、コンプライアンス上極めて問題の大きいものだったと判断している」「コンプライアンス違反といわざるを得ない行為だ」と指摘しました。

さらに夏野社長は賄賂の指摘があったにもかかわらず、契約が結ばれた理由について問われると「当時、私はいないのでなんとも言えないが、そういう指摘があるにもかかわらず、契約を進めなければならない必然性を担当者、あるいは決裁者が感じたと推測する」と述べました。

KADOKAWAは会見に先立ち、開かれた取締役会で、角川被告の会長辞任の申し出を承認したことを発表しています。

会見で記者から「今後、角川被告と関係を絶つか」と問われると、夏野社長は「会長としての職は辞されたので会社の事業は今までの形にはならないが、引き続き、取締役として当社の経営に関わる事になると思う」と述べました。

また、創業家出身で社内に影響力を誇ったとされる角川被告について、ワンマン体質があったか問われると、夏野社長は「ワンマンというところにいっていない。そこまで小さい会社ではない」と主張しました。

夏野社長はIT企業の経営などを経て、問題の契約があった後、KADOKAWAの社長に就任したいきさつがあります。

事件について角川被告は、起訴されたきのうコメントを発表し、会長から退くことを明らかにした上で、「汚職に関与したことなど一切ありません」として、裁判で争う姿勢を示しています。

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