【甚大被害】ハリケーンで街水没…復旧進まず【異常気象】氷河融解にキムチ値上げも?(2022年10月5日)

【甚大被害】ハリケーンで街水没…復旧進まず【異常気象】氷河融解にキムチ値上げも?(2022年10月5日)

【甚大被害】ハリケーンで街水没…復旧進まず【異常気象】氷河融解にキムチ値上げも?(2022年10月5日)

 ハリケーン「イアン」の上陸からおよそ1週間。あまりに甚大すぎる被害に復旧作業は進まず、あちこちに巨大ながれきが放置された状態となっています。

 まるで熱帯地方のジャングルと化し、町全体が水没しているアメリカ・フロリダ州アルカディア。ハリケーンが去ってもなかなか水がひかず、ボートを使い、水や食料を運びます。 

 先月28日、アメリカ・フロリダ州に上陸したハリケーン「イアン」。上陸からすでに1週間が経とうとしていますが、復旧作業は難航しています。

 海岸沿いの建物の屋根は飛ばされ、船やがれきの撤去作業が続きますが、量があまりに膨大で作業が回らず手付かずのまま多くが放置された状態に。

 ハリケーンの影響はアメリカだけでなく、キューバでは国全体が停電になりました。配電システムが損傷し、「発電がゼロ」の状態に。

 猛暑のなか、電気が止まったため冷房もきかず部屋にいられないと人々が路上にあふれました。「明かりをつけろ」。そう叫び抗議の行進をする人々の姿が。

 一方、ヨーロッパに目を向けると。記録的な猛暑が続き、各地で川は干上がり山火事が発生。今年の夏が例年にない異常気象だったことを示すデータが公表されました。

 熱波により広範囲でスイスの氷河が溶けているのを確認。

 スイス氷河監視ネットワーク責任者:「氷河全体の約6%が解けたことになる。これは非常に大きな数字です」

 100年前、氷河の測定を始めて以来、最も多くの氷が失われたといいます。場所によっては氷河の融解が2倍進んでいることが明らかになったといいます。

 そんななか、暑い夏も終わり今度は冬の寒さに頭を悩ませています。天然ガスの供給不足で燃料費が高騰しているヨーロッパ。

 タートルネックのセーター姿で公務に現れたフランス、マクロン大統領。暖房費を抑えるため、タートルネックで節電しようと国民に呼び掛けました。ただ、野党からは「マリー・アントワネットみたいだ」と否定的な声も上がっています。

 異常気象は大陸を超え、韓国でも。影響が及んでいるのは「キムチ」。

 キムチ工場社長:「朝鮮半島が亜熱帯気候に変わり、昼夜の寒暖差が激しくなって白菜が傷んでいる」

 韓国のキムチメーカーによると、気象変動による白菜の不足で材料費が高騰。韓国でも記録的な熱波と大雨に見舞われ、良質な白菜が減ったといいます。

 日本でもおなじみで韓国の国民食でもある「キムチ」。今後、値段が上がる可能性も出てきています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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