円楽さん、きょう通夜 群馬の友人の寺に埋葬へ(2022年10月3日)
毒舌ながら人情味のあるキャラクターで親しまれた落語家の三遊亭円楽さんが亡くなり、3日都内で通夜が営まれました。
先月30日、肺がんで亡くなった三遊亭円楽さん。今月3日から営まれる家族葬は関係者によると、家族やお弟子さんなど、およそ40人程度で静かに執り行われるといいます。
生前、自分のお墓を建てた円楽さん。場所は前橋市。このお寺の住職と円楽さんは45年来の友人でした。
円楽さんのお墓がある釈迦尊寺・山崎奎一住職:「(奥さんの)お母さんが先に亡くなったから、じゃあこっち(群馬)で建てようって、ということでこっちに建てて、群馬でもいいって、どこでもいいんだというから俺のうちくるかって、うちのとこへ墓地設けて」
円楽さんが弟子入りした20代のころから知り合いだった住職。
円楽さんのお墓がある釈迦尊寺・山崎奎一住職:「面倒見もよかったし、じっとしてない。人が来ればお茶も出す。自分が言われない前に率先して他の師匠が来たってどんどんやって」
「お茶出しは師匠と話せるチャンス」。そう話し、どんな師匠にも可愛がられていたといいます。
円楽さんのお墓がある釈迦尊寺・山崎奎一住職:「お茶出しすれば偉い人とだって話せる。『もう1杯いかがですか』って言える(話せる)」
若手の面倒をみて信頼も厚かった円楽さん。腹黒キャラといわれ、「毒舌」を語るもファンに愛される理由なのかもしれません。
三遊亭円楽さん:「ICU集中治療室から3度目の帰還なんです。なんでこんなことになるんだろうと。皆、歌丸が悪いんだよね」
脳梗塞(こうそく)と診断され、5月まで入院していた円楽さん。8月に復帰した高座で闘病生活も笑いに変えたのです。
三遊亭円楽さん:「脳梗塞で倒れた時、ぶつけて肩を脱臼してる。注射してくれる。痛み止めの注射を。痛み止めの注射がいてーの。『ここは痛くないか?』『痛くないか?』『私、病院にいたくない』って。思わず看護師さんが座布団一枚。こういう判断が昇太にはできない」
円楽さんの法名は「泰通圓生上座」。7代目圓生襲名への意欲を見せていた円楽さん。法名に「圓生」の名前を入れることを望んでいたといいます。
生前からお墓を準備していましたが、「訃報」は突然訪れました。
三遊亭円楽さん:「後の人生急がない。のんびりやっていく。なんで急がないかっていうと脳梗塞だからね」
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