旧統一教会巡り再び山際大臣の“記憶が蘇る” 関係は与党のみならず…(2022年10月3日)
2018年に行われた旧統一教会主催のイベントで、韓鶴子（ハン・ハクチャ）総裁の後ろでたたずむ山際大臣。大臣は今月3日に初めて韓総裁との接触を認めましたが、野党からは辞任を求める声が高まっています。
また記憶が呼び戻されたようです。
山際経済再生担当大臣：「私自身は（旧統一教会の）代表にどこかで会った記憶があった」
花束を受け取る旧統一教会・韓総裁。遠巻きに笑顔でその光景を見る山際大臣。
大臣は3日、韓鶴子総裁と会ったことを認めました。「“記憶”はあったが“記録”が残っていなかった」と釈明しました。
山際経済再生担当大臣：「マスコミからの指摘で確認して写真も見て『この時だったんだ』と言ってみればそこで確認をしたということ。謝罪をして訂正をしたい」
「後出しじゃんけん」。そう批判を浴び続けてきました。
山際経済再生担当大臣：「2018年10月のアフリカビジョンセミナーへの出席が確認されました」
大臣留任内定後、関連団体へのイベントに出席していたことを明かしたのを始まりに、ネパールでのイベントへも…。
山際経済再生担当大臣：「報道を見る限り出席したと考えるのが自然だと思う」
さいたま市内でのイベントへも…。
山際経済再生担当大臣：「私も出席を確認しました」
報道や外部からの指摘で、後から次々明かされる教団との関係。
自民党・閣僚経験者：「本人は全く罪の意識がない」
自民党・中堅議員：「大臣なんだから会見の機会も多いわけで、誠実に対応してもらわないと僕らが困る」
辞任論については。
自民党関係者：「山際大臣のクビを切るのは難しい。これで山際を辞めさせたら、他の人はどうなるんだと連鎖する」
立憲民主党・泉代表：「（山際大臣は）“瀬戸際大臣”といわれるようですね。お辞め頂くのがふさわしいのではないか」
ただ、後出しは与党議員だけではありませんでした。
立憲民主党・辻元議員。参院選で復活、初当院では辻元節で意気込みを語っていました。
立憲民主党・辻元清美参院議員：「10カ月ぶり。なんか戻れたなという感じはある。政治と宗教の問題。統一教会の問題や国葬の問題いっぱい出てきているので早く国会でしっかりとした議論をしたい」
ところが、自身も関連団体の主催する勉強会に出席したことを明らかにしました。
3日、初めてカメラの前で釈明しました。
立憲民主党・辻元清美参院議員：「10年前、地元の公民館で行われた高槻物語という地元の郷土史家が本を出された講演があって、その郷土史家の人から誘われて私と秘書と2人参加した。1人1000円、参加費として払った。ひょっとしたら今問題になっている世界平和女性連合のことではないかと（先月）22日、党に伝えた。あるもの全部チェックしようと（チェック）したら出てきた」
野党からは冷たい声も上がっています。
日本維新の会・馬場代表：「あの人はブーメランのプロ。またかと」
当の本人は追及を緩める気はないようです。
立憲民主党・辻元清美参院議員：「ぞっとしたというか、こんなところにまで浸透しているんだということで、私もこうやって2000円の10年前の公民館の行事のことも説明しているので細田さんは議長でしょう。しっかり説明してもらわないと見過ごすわけにはいかない」
3日に行われた所信表明演説。岸田総理は信頼回復に努めるとしました。
岸田総理大臣：「『厳しい意見を聞く』姿勢にこそ、政治家岸田文雄の原点があるとの初心を改めて肝に銘じながら内閣総理大臣の職責を果たすべく全力で取り組んで参ります」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
