安倍元総理「国葬」終了 前例ない厳重警戒 想定外の事態も(2022年9月27日)

安倍元総理「国葬」終了 前例ない厳重警戒 想定外の事態も(2022年9月27日)

安倍元総理「国葬」終了 前例ない厳重警戒 想定外の事態も(2022年9月27日)

 世論が二分するなか、安倍元総理の「国葬」が終了しました。会場の外ではトラブルも発生、先例のない厳重な警備など、現場では想定外の事態になりました

 安倍晋三元総理の遺骨はゆっくりと喪主である昭恵夫人の胸に抱かれ式壇の前まで運ばれました。

 式壇は安倍元総理が愛したという富士山をイメージして作られ、本人が着用していた議員バッジも安置されたといいます。

 国葬には秋篠宮さま、紀子さま、次女の佳子さまら皇室から7人が参列されました。

 コロナ禍での国葬とあってマスク姿でした。

 会場を見渡すとほとんどの人がマスク。もちろん、儀仗隊も。

 天皇皇后両陛下と上皇ご夫妻は皇室の慣例でそれぞれ侍従を派遣されました。

 松野官房長官:「ただ今より故安倍晋三国葬議を執り行います」

 国内外からおよそ4300人が参列したとみられる国葬。

 森元総理や小泉元総理なども参列しました。

 そして、献花が終わりました。安倍元総理の遺骨は昭恵夫人のもとに。

 かつてない警備。至る所で混乱も起きました。

 九段下の交差点ではデモ隊と警察官が押し合いになりました。

 静かに見送る人も多くいました。

 27日午前9時半すぎ、一般献花が始まりました。時間を追うごとに、行列はどんどん延びていきます。

 献花に来た人:「きょうはこんな靴を履いて用心してきました。お参りにはちゃんとした靴を履くが用心してきた」

 予想外だった人もいます。

 名古屋から献花に来た男性。

 名古屋から来た50代:「もともとの地理関係はないが大体分かる」

 26日、前乗りし下見も済ませていました。ただ、予想外だったのは暑さです。

 名古屋から来た50代:「ちょっとこたえる」

 行列の長さも予想外でした。

 名古屋から来た50代:「これすごいね。こっちにもいる。うわ、これすごくない?これどこに行ったらいいんだ。これは予想外だ。だって見えないもん、列の最終が」

 ようやく列の最後尾にたどり着きました。

 名古屋から来た50代:「ちょっと予想の何倍か大変でした。(想定の)範疇(はんちゅう)じゃない。体を壊さないようにします」

 こちらは覚悟していましたが想定外でした。

 ずらりと並んだ色とりどりの花。生花店です。店は半蔵門駅近くにあり、献花台へ向かう道すがらにあります。3割、仕入れを増やして準備していましたが…。

 開店以来、初の忙しさとなっていました。

 花を買いに来た人:「政治的な思想とかではなく、今までありがとうございましたという意味を込めて、お花をあげさせてもらえればと思って」「残っているやつをとにかく」

 生花店スタッフ:「覚悟はしていましたね」

 仕入れを3割増やしたものの、それでも足りず系列店から花を分けてもらいに行きました。

 社長:「本当に申し訳ない…。完売なので今すぐ新橋(の店)から少しでも取ってこようと思って。申し訳ありません」

 きりしまフラワー半蔵門店・小黒厚司店長:「順調にこなせるかなとは思ってたんですが、そこまで甘くはなかったですね」

 他店から仕入れた花も午後3時すぎ、すべて売り切れました。

 社長:「これだけ多くの人が来るとは全く予想もしてなかった。すさまじいほど日本人の心の優しさを感じてうれしかった」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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