また“違法盛り土”か 市が調査へ 台風15号で土砂崩れ 住宅3棟巻き込まれる (2022年9月27日)
24日未明、浜松市天竜区で起きた土砂崩れの現場です。住宅3棟が巻き込まれ全半壊しました。
松葉づえを突き、お腹に包帯を巻いた男性。佐藤聖徳さん(63)。被害に遭った住民の1人です。半壊した自宅の様子を見に訪れました。
当時、佐藤さんは妻と息子の3人で自宅に居たところ、ドーンという衝撃とともに道路に投げ出されたと言います。
佐藤聖徳さん:「妻がその後、がれきの中から出てきて、子どもがいないことにすぐ気が付いて後ろ振り返って子どもがいない。戻って子どもがいる所が1メートルぐらい奥の目の見える所で、テレビ画面と台座の間に腰を挟まれて、上から裏から落ちてきた50センチぐらいの大木が乗っていて動けない」
その後、幸いにも駆け付けた消防によって、2時間かけて息子は無事に救出されました。
この甚大な被害を引き起こした土砂災害に対して、住民からはある問題を指摘する声が…。
近隣住民:「度々トラックで土砂というか土を運んで(土砂崩れがあった場所は)山林になってたもんで、そこへ運んでバーッて」
違法な「盛り土」があったのではないかというのです。
去年7月、静岡県熱海市で起きた土石流でも記憶に新しい「盛り土」による被害。
浜松市によれば、この場所に関して、今月26日までに条例に基づく盛り土の届け出は確認されていません。
浜松市・鈴木康友市長:「これまで(盛り土があったという)認識がなかったので、それも含めて第三者委員会でしっかりやる」
ただ、これまでに住民から少なくとも4回、土砂が運び込まれていると情報提供などがあったと言います。
市は今後、当時の市の対応などについて調査していくとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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