もしもの時はホテル避難 台風14号で希望者“殺到”「安心感も」満室に(2022年9月22日)
ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ・迫田貴夫さん:「たくさんキャンセルが発生したという状況です。予約がすべてキャンセルになりました」
「過去最強クラス」といわれた台風14号。襲来したのは、3連休の真っただ中でした。
そのあおりを受けたのがホテルや旅館です。
熊本市内にあるホテル「ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ」では3連休に向け、当初は187部屋すべて満室でしたが、キャンセルが続出しました。
ところがその後、思わぬ展開が…。
ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ・迫田貴夫さん:「避難をしたいのでお部屋は空いていないでしょうかというお電話が9月16日ごろから2日ほど続いておりました」
“ホテル避難”。台風接近前から予約が入り、台風が接近した土日の2日間は最終的に満室になったといいます。
ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ・迫田貴夫さん:「プライベートな空間をお客様たちが確保できるということが(避難所との)大きな違いではないかと。ご年配のお客様が非常に多かったというのと、家族連れのお客様が非常に多かった印象」
ちなみに今回の台風、熊本県内では重大な人的被害はありませんでした。
今回“ホテル避難”した人:「猛烈な暴風雨でしたが、安全に2日間を過ごすことができました。コロナ禍で娘と2人で過ごせる安心感がありました」
避難所ではなく、ホテルへ避難。専門家は…。
東京大学大学院・松尾一郎客員教授:「これからの1つの災害時の避難のブームとして、『ホテルで避難』というキーワードもはやるのでは。従来、避難所というのは学校の体育館を使って雑魚寝の状態です。新型コロナ感染症が蔓延(まんえん)しているので、家族ごとで避難できるような車避難や家族ごとで避難できるようなホテル・旅館の避難。これが皆さん求めていると思う」
松尾客員教授によりますと、台風が接近した当時、満室の施設は98%に上ったということです。
また、今後コロナが落ち着いた後もホテル避難は続くため、個人的な経済負担を減らすための国の支援が必要になるのではと話しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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