【台風14号】「何がどうなってるんだ」河川氾濫に停電も…各地で被害 1人死亡94人けが(2022年9月19日)
現在、島根県を北上中の台風14号は、過去最強クラスの勢力で列島に上陸し、九州を中心に被害が出ています。宮崎県の都城市では、浸水した車で60代の男性が死亡しました。この台風ではこれまでに1人が死亡、94人がけがをしています。
北九州市では倒れた看板が落ち掛かり、危険な状況です。前の台風で、はがれないように補強していたものの、根元から折れてしまったそうです。
ビル管理会社の担当者:「前の台風の時に、この看板が少しバタバタ外れかけていると連絡があり、次の台風に備えるために補強した」
人的被害も出ています。
カーブミラーの中ほどまで増した水かさ。宮崎県都城市では、水に浸かった車から60代の男性が助け出されましたが、死亡が確認されました。
以前は田園風景が広がっていた周辺。景色は一変しました。
交差点や民家にも水は押し寄せていました。
住民:「100年近くなるけどこんなこと初めて。来年で90歳」
福岡県中間市では、高齢とみられる男性1人が道路に倒れて亡くなっているのが見つかりました。男性のバッグの中には肌着などが入っていて、避難する途中だった可能性もあるとみて調べています。
午後4時現在で、けが人は94人に上っています。
ライフラインの被害も大きく、宮崎県都城市では停電も相次ぎました。
コンビニ店近くの住民:「『セブン-イレブン』も営業していたが、停電して(客は)慌てて帰っていた」
九州から近畿にかけ、コンビニエンスストアも4000店以上が休業となっています。
都城市を流れる大淀川。周辺では排水が追い付かず一時浸水し、住民は後片付けに追われています。
住民:「ここまで(水が)上がって…。ソファから全部、冷蔵庫もひっくり返って手を付けられない状態。ぼーっと立っていた。『何がどうなっているんだ』と」
思い出の品も水浸しという状況に、前を向くしかありません。
住民:「小学校の運動会とか少年サッカーとかを収めている。この辺は“痛い”。命あってこそだから前向きに考えて少しずつ直すしかない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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