【捉えた!台風の目】“雲の渦”クッキリ 上空から見た台風14号(2022年9月16日)

【捉えた!台風の目】“雲の渦”クッキリ 上空から見た台風14号(2022年9月16日)

【捉えた!台風の目】“雲の渦”クッキリ 上空から見た台風14号(2022年9月16日)

 非常に強い台風となった14号は、3連休に列島を直撃する恐れがあります。テレビ朝日の取材班は、台風14号を上空から観測する研究チームに同行。上空から見た台風14号は雲が渦を巻き、台風の“目がクッキリ”と見えていました。

 大型で非常に強い台風14号は、日本の南の海上を進んでいます。

 強風域に入った、沖縄県の大東島地方です。

 台風14号は、16日午前9時には、中心付近の最大風速が45メートルとなり「非常に強い」勢力になりました。

 台風は17日には、勢力を維持したまま沖縄地方や九州南部・奄美地方に接近する見込みです。

 そして、18日には九州に接近し、次第に進路を東よりに変えて、20日ごろにかけて本州付近を北東へ進むため、西日本から北日本の広い範囲で、強い雨や風に警戒が必要です。

 16日、名古屋大学などの研究チームが、航空機で台風14号の観測を行いました。

 名古屋大学・坪木和久教授:「(台風の)目に入った!」

 台風の目です。付近では、そびえ立つような背の高い雲も見えます。

 研究チームは上空から、ドロップゾンデと呼ばれる観測機器を投下しました。気圧や水蒸気量、風速などを観測し、台風の予測向上につなげたいとしています。

 気象庁は台風14号について、緊急の呼び掛けを行いました。

 気象庁、大気海洋部予報課・岸本賢司主任予報官:「日本全国どこも警戒すべき状況」

 台風シーズンで増えているのが、雨漏りの修理依頼です。

 修理会社には、ゲリラ雷雨など大雨が降った後に依頼が多いということですが、台風などによる大雨に備え、修理をする人も多いそうです。

 雨漏りの修理業者・小澤剣翔さん:「通常の雨だと雨漏りしないが、横から風が強い雨だと雨漏りするから見てほしいとか」

 16日は「屋上から雨漏り」する住宅の点検を行いました。

 修理の依頼者:「ちょろちょろみたいな感じが何カ所か」

 雨漏りの修理業者・小澤剣翔さん:「ここ、ひび割れがけっこうひどいので、けっこうここから入ってしまうと思う。台風のシーズンだとなおさらで、染みて中に入ることが多い」

 台風への備えは、各地で行われています。

 新潟県内の米農家は、台風接近を前に、稲刈りを行いました。

 米農家:「ちょうど刈り取り適期のものは、きょう、あす、あさってあたりで一気に刈ってしまう」

 気象庁は、台風の接近する地域、また大雨が見込まれている地域は、不要不急の外出はなるべく控えてほしいと注意を呼び掛けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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