【クレムリン“攻撃”】ロシア捜査当局「テロ未遂事件として捜査開始」
モスクワ中心部にあるロシア大統領府「クレムリン」で3日に起きた無人機によるとされる攻撃について、ロシア側はテロ未遂事件として捜査を始めたと発表しました。一方、ロシアによる「自作自演」の可能性も指摘されています。
ロシア大統領府は、ウクライナの無人機2機がプーチン大統領の命を狙い、3日未明にクレムリンを攻撃しようとしたと主張しています。この攻撃について、ロシアの捜査当局は、テロ未遂事件として捜査を開始したと発表しました。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、「攻撃はしていない」と述べ、関与を否定しています。
アメリカの政策研究機関「戦争研究所」は3日、「2機の無人機が何層もの防空網をくぐり抜け、クレムリンの真上で爆発する劇的な映像が捉えられたことは、極めてありそうもない」として、ロシアがより広範囲の社会的な動員を行うための自作自演の可能性を指摘しました。
こうした中、ウクライナ南部のヘルソン州では3日、ロシア軍による大規模な砲撃が行われ、地元当局は23人が死亡し、46人がケガをしたとしています。4日未明には首都・キーウや南部・オデーサなどに向け、無人機やミサイル攻撃が行われました。ウクライナ空軍は「敵の無人機24機のうち、18機を撃墜した」としています。
(2023年5月4日放送「news every.」より)
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