【五輪汚職】KADOKAWA会長に絶対の力?「発言力は圧倒的」知人が語る“素顔”(2022年9月15日)
東京オリンピックを巡る汚職事件で逮捕された「KADOKAWA」会長。グループ内では圧倒的な発言力があったとされています。会長をよく知る知人がその素顔を明かしました。
角川容疑者をよく知る、月刊「創」・篠田博之編集長:「絶対の力を持っていた人だと思う。KADOKAWAグループの中では」
角川歴彦容疑者。東京オリンピックの組織委員会の元理事に対し、スポンサー選定を巡って、およそ6900万円の賄賂を渡した贈賄の疑いで、14日逮捕されました。先週「KADOKAWA」の元専務ら2人も逮捕されています。
角川容疑者をよく知る、月刊「創」・篠田博之編集長:「今回すごく金額大きいでしょう。他の会社だと巨額のお金って、問題になったりするんだろうけど、歴彦さんは力あるから、それくらい動かせる人だったと思う」
先週月曜日、角川容疑者は資金を渡したことを認めながらも、賄賂ではなかったと話していました。
「KADOKAWA」会長・角川歴彦容疑者(79):「(Q.賄賂を渡した認識は?)全くありません。全くありません」
関係者によりますと、角川容疑者は逮捕後も「賄賂を渡した認識はない」と容疑を否認しているそうです。
しかし、金を受け取ったとされる元理事の知人は、逮捕前「受け取った資金はKADOKAWAが大会スポンサーになれたことの謝礼だと思った」と周囲に話していたといいます。
角川容疑者はIT関連企業の「ドワンゴ」と経営統合するなど、思い切ったビジネス展開をすることで知られていたといいます。
角川容疑者をよく知る、月刊「創」・篠田博之編集長:「活字にこだわるんじゃなくて、映像とかネットとかにどんどん踏み込んでいって、新しい考え方の人、たぶん五輪のビジネスに切り込んでいくのもその延長だと思う」
「KADOKAWA」会長・角川歴彦容疑者(79):「KADOKAWAの中でスポーツ関係の事業を立ち上げたいということで了解した。社員が不正をしたということは(ないと)僕は信じたい。そういうことをしろと言った覚えは全くないし」
関係者によりますと、スポンサーの選定について、逮捕された「KADOKAWA」の元専務ら2人の方から、元理事の知人に相談したということです。
角川容疑者をよく知る、月刊「創」・篠田博之編集長:「KADOKAWAグループって歴彦さんが作ったものですから、発言力とか決める力は圧倒的だったと思う。明らかになっていないが、歴彦さんの意思が大きく働いていたのは確かだと思う。歴彦さんが決めたら、それを行くということになっていたと思う」
東京地検特捜部は、角川容疑者が、どの程度現場に介入しているかなど、捜査を進めているとみられます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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