「女王は天使だった」エリザベス女王“最後のお別れ”雨降りしきるなか長い列(2022年9月14日)

「女王は天使だった」エリザベス女王“最後のお別れ”雨降りしきるなか長い列(2022年9月14日)

「女王は天使だった」エリザベス女王“最後のお別れ”雨降りしきるなか長い列(2022年9月14日)

70年にわたって君臨したエリザベス女王がロンドンに戻ってから一夜が明けた14日、バッキンガム宮殿の前には朝から人の列ができていました。老若男女問わず、その瞬間を待っています。

列に並ぶ子ども:「朝4時に起きて、バスに乗って、歩いてきました」

エリザベス女王の棺は14日午後、チャールズ国王とともに宮殿から行進し、ウェストミンスター宮殿に向かいます。

スコットランドに安置されていた女王の棺がロンドン市内に到着したのは、13日の日が暮れたころでした。

棺が乗せられた車は、人々がよく見えるようにと女王自身が設計に関わったという車両。静養のためスコットランドを訪れて以来、55日ぶりの帰宅です。中では、チャールズ国王ら王族が出迎えました。

女性:「この歴史的な瞬間に感極まっています。女王が最後に“ご帰宅”されるのを見て、感動しています」

女性:「私の知る君主は女王だけなので、喪失感が大きい。何が起きようと、女王は変わらぬ存在でした」

子ども:「女王に近付けて良かったです。でも、これでお別れなのね」

19日に国葬が行われるウェストミンスター寺院。国葬にはアメリカのバイデン大統領夫妻やカナダのトルドー首相、ドイツ・イタリア・韓国の大統領など、海外の要人500人前後が参列するとみられています。

日本からは天皇皇后両陛下が参列されることが発表されました。両陛下の外国訪問は、即位後初めてとなります。

イギリスで行われる国葬は、チャーチル元首相以来、57年ぶりのこと。事故死したダイアナ元皇太子妃は国葬に準じた『国民葬』でした。まだ子どもだったウィリアム王子やヘンリー王子も葬列に加わり、亡き母を見送りました。

棺が運ばれるウェストミンスター宮殿の対岸には、長い列ができていました。女王と最後のお別れをするためです。

国葬の日まで、ウェストミンスター宮殿で一般公開される女王の棺。40万人以上が追悼に訪れると予想されています。

行列はテムズ川を越え、7キロ以上に及ぶとみられ、政府は柵やトイレ、水飲み場を設けるなど準備を進めています。

雨降りしきるなか、前の日から並んでいた人も少なくありません。

列に並ぶ人:「女王は70年間、君臨されました。24時間、雨に打たれるくらい平気です」

列に並ぶ人:「行列など耐えてみせましょう。到着したら、こうお祈りします。女王は天使だった。天に帰られたのです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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