急激な円安進行、株価大幅安 日本は円安牽制するも(2022年9月14日)

急激な円安進行、株価大幅安 日本は円安牽制するも(2022年9月14日)

急激な円安進行、株価大幅安 日本は円安牽制するも(2022年9月14日)

 外国為替市場では円相場が一時、1ドル=145円に迫るなど急激な円安が進んでいます。株価も大幅に値下がりしています。

 (経済部・平田淳一記者報告)
 円相場は、半日で3円も下がりました。アメリカが発表した8月の消費者物価指数が市場の予想を上回りました。

 このため、アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)がインフレを抑えるため、大幅な利上げを続けるとの見方が広がり、低い金利の円を売り、ドルを買う動きが急激に進み、一時、1ドル=145円に迫りました。

 また、金利の上昇が景気を冷やすとして、ニューヨーク市場で株価が急落した流れを受け、日経平均株価も一時、800円以上値下がりしました。

 円相場について日銀の関係者は、特に海外勢による投機的な動きと見ています。

 また、財務省の神田財務官は、「あらゆるオプションを排除せず、対応をしたい」と円安を牽制(けんせい)しています。

 ただ、財界や市場関係者からは「現実的には打つ手がないのが実状だろう」という声も出ています。
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