【学術会議】岸田首相「一連の手続きは終了」
日本学術会議の推薦した会員候補を菅前首相が任命しなかったことをめぐり、岸田首相は、学術会議の梶田会長と会談し、「一連の手続きは終了した」との認識を示しました。
2020年、日本学術会議が推薦した会員候補6人を、当時の菅首相が任命を拒否したことを受け、学術会議側は6人を任命するよう、要請を続けています。
こうした中、岸田首相は、学術会議の梶田会長と政権発足後、初めて会談し、梶田会長は「会員の任命問題を解決して政府とより良い関係を構築していきたい」と伝えました。
これに対し、岸田首相は、次のように述べました。
岸田首相
「会員任命については、当時の総理大臣が最終判断をしたものであるからして、一連の手続きは終了したものであると承知をしておりますが、その上で今後、建設的な対話を重ねていくこと、これは重要であると考えています」
岸田首相は、今後、6人を新たに任命する可能性については「これからについては仮定の問題になるので、私から何か言うのは控えるべきだ」と述べるにとどめました。
一方で、今後は松野官房長官を窓口として対話を続けていく考えを示しました。
(2022年1月13日放送)
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