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エリザベス女王が愛した“小さな家族” 公務の傍らにも…生涯を共にしたコーギー犬(2022年9月11日)
亡くなったエリザベス女王の棺が、最期を過ごしたバルモラル城を後にしました。
一方、ロンドン郊外のウィンザー城では、孫のウィリアム皇太子夫妻とヘンリー王子夫妻が、2年ぶりに4人揃って公の場に姿を見せました
▽エリザベス女王の棺“ガラス張り”の車で出発
(西橋拓輝記者)「今、バルモラル城の敷地から、エリザベス女王の棺を乗せた車が出てきました。棺の上には王室の旗、そして花輪が乗せられています」
8日に死去したエリザベス女王を乗せ、田園風景のなかを、ゆっくりと進む車列―。日本時間の午後6時過ぎ、女王は、息を引き取ったバルモラル城から、夏の避暑として滞在していたエディンバラへと運ばれます。
女王を乗せた車は、棺が見えるようガラス張り。
沿道では、多くの人々が、国の象徴だった女王、最後の姿を静かに見送りました
▽ウィリアム皇太子とヘンリー王子 女王を追悼
前日、女王の住まいだったウインザー城には、ウィリアム皇太子夫妻が、弟のヘンリー王子夫妻を伴い、姿を見せました。
手向けられた花束や、メッセージカードを手に取る4人のロイヤルファミリー。4人が一緒に公の場に姿を見せるのは、2年ぶりです。
訪れた人々に、気さくに声をかける一幕も…
(ウィリアム皇太子)「ご機嫌いかがですか?」
「お気の毒です」
「お気遣いありがとうございます。皆さん、御足労頂き有難うございます」
(メーガン妃)「来て下さってありがとうございます。そのお花を献花しましょうか?」「ありがとうございます」「彼らはとても悲しいでしょうが、そろって姿を見せてくれたのは最高です」
「ロイヤルファミリーは、過去のことは水に流して強い団結力が必要だと思います。」
▽エリザベス女王と“小さなロイヤルファミリー”
カラフルな衣装を身に付け、チョコレートを好んだという、エリザベス女王。なかでも最も愛情を注いだもの、それは…
時に、訪れた要人の元に真っ先に駆け寄り、またある時は、執務中の女王の傍らに姿を現す…
(エリザベス女王)「どこから来たの?あなたがどうしてほしいか分かっているわよ」
エリザベス女王が、90年近くに渡り飼ってきたコーギー犬、いわゆる“ロイヤルコーギー”です。
(元王室専属シェフ ダレン・マグレディ氏)「70年以上、ずっとコーギーはイギリス王室の一員でした」
こう話すのは、1982年から15年間、イギリス王室の専属シェフをしていた人物。
(ダレン・マグレディ氏)「私の最初の仕事は、コーギーのために料理をすることでした。新鮮なごはんを毎日作っていました。ごはんをあげるのは女王陛下だったので、好物は分からずじまいでした」
エリザベス女王が、初めてコーギー犬と出会ったのは、7歳の時。
18歳の誕生日には、父親から新たなコーギーをプレゼントされます。名前は『スーザン』。
そこから女王は、自らコーギーの繁殖に励むようになり、生涯を通じ、30匹以上のコーギー犬を飼うことになります。
コーギーに注がれる、惜しみない愛情。それは、ロイヤル・ファミリーにも、少なからず影響を与えていました。
ヘンリー王子夫妻は婚約直後、こんなエピソードを話していました。
(ヘンリー王子)「コーギーはすぐにメーガンになついたよ。僕は33年間吠えられっぱなしだったのに。部屋に入ってもうんともすんとも言わずにね」
(メーガン妃)「お茶の最中もずっと私の足元に寝そべっていたわ」
女王の愛犬に気に入らたこと。それが、家族を繋ぐ役割のひとつになっていたのかも知れません。
(王室史研究家ロバート・レイシー氏)「(コーギーは)足が短く気難しくてよく吠えるので、多くのイギリス人は好きではありませんでした。しかし女王にとっては大切な存在だったのです。女王陛下の葬儀で、コーギーが姿を見せるかどうか、注目されています」
9月11日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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