エリザベス女王の“素顔”…ゆかりの人たちが語る「秘話」(2022年9月10日)

エリザベス女王の“素顔”…ゆかりの人たちが語る「秘話」(2022年9月10日)

エリザベス女王の“素顔”…ゆかりの人たちが語る「秘話」(2022年9月10日)

日本人からも愛されたエリザベス女王。初めて来日したのは1975年。沿道にはおよそ11万人が詰めかけました。このとき、ドラマの撮影現場も視察。当時、そのドラマの主演だったのが石坂浩二さんです。

俳優 石坂浩二さん
「これは撮り終わってぞろぞろとみんな集まったときですね、なんかイギリスを背負ったような感じがしました。とにかくエリザベス女王の後ろに大英帝国が見えるというか」

緊張の中、出演者を代表して女王夫妻と言葉を交わした石坂さんは、エリザベス女王の日本の文化や歴史に対する好奇心の強さを感じたと言います。

俳優 石坂浩二さん
『江戸時代のどんな話ですか?』とか江戸時代がどのくらい長いかご存知のようでした「興味を持っているんだよ」ということを伝えようとなさる力がすごいと思いました、そうされることで、我々はすごく感動しますので、私は十分感動したんですけど、やはりそれは魅力の一つだと思いますね、好奇心があるということをきちんとお示しになるというのが」

エリザベス女王の素顔を知る人物は他にも…

元イギリス王室専属シェフ ダレン・マグレディさん
「エリザベス女王とダイアナ妃、ウィリアム王子、ヘンリー王子のシェフを務めさせていただきました」

こちらは1982年から15年間、イギリス王室の専属シェフとして料理を振舞っていたダレンさん。毎日バランスの良い食事を心がけて調理していましたが、女王はあるものが苦手だったそうです。

元イギリス王室専属シェフ ダレン・マグレディさん
「女王はあまりニンニクが好きではなかったので女王の料理にはニンニクを使いませんでした。スパイシーな味付けも好きではなかったので、たまに女王だけ魚料理と野菜とデザートにフルーツというシンプルなときもありました」

女王が好んで食べていたのはチョコレート。紅茶を飲むときは、専門のスタッフが入れるこだわりよう。

そんな女王について印象に残っているエピソードは?

元イギリス王室専属シェフ ダレン・マグレディさん
「女王がキッチンに入って来るときはいつも特別でした。素敵な週末をありがとうと言ってくれたことは僕にとっても重要なことでした」

エリザベス女王は趣味も多彩で子どもの頃からダンスを習っていたと云います。毎年、スコットランドにあるバルモラル城で夏休みを過ごす女王は友人などを招待して舞踏会を開催していました。実際に女王の前でダンスを披露した人物に話を聞くことができました。スコットランド人と結婚した日本人の篤子さんです。女王の前でダンスを披露すると、こう話しかけられたと云います。

舞踏会に出席したクレメント篤子さん
「なかなか難しそうなダンスねと、でも興味を持っていただけるとかやはりご自身も踊られるので、そういう目で見て下さったと思います。国民に近寄ろうという姿勢がすばらしくて、たくさんの方たちにそういう機会をもってほしいという感じがした」

女王の趣味はダンスだけに留まらず「切手の収集」にも力を入れていて、中には数億円するプレミアムな切手を所有していたという話も…そんな切手コレクターの女王が何度も足を運んでいたのが「英国切手部会」貴重な切手などが展示されている博物館です。会長のピーターさんは…

英国切手部会 ピーター・コバーン会長
「とても機知にとんだ女性で笑顔やふるまいがすばらしく人生を楽しまれていました。王室のこのようなふるまいが当たり前になりつつあり、国民にとってより親しみやすい存在になっておられます、すばらしいことです」

サタデーステーション 9月10日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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