世界から追悼の声 国民に寄り添い在位70年 英エリザベス女王死去 96歳|TBS NEWS DIG
50年近く前に日本を訪れていたイギリスのエリザベス女王。京都でお茶を楽しみ、名所旧跡を散策していました。
西本願寺で花束を渡していたこの幼稚園児は、今は大学の先生です。
相愛大学 佐々木隆晃准教授
「園児、先生、沢山の方々が集まってその旗を振った時のことはやっぱり覚えていまして」
当時、日英の国旗を手作りで準備したといいます。
女王は日本に滞在していた際、三重県にも立ち寄り、予定時間を超えて真珠作りに見入っていました。
御木本真珠島 柴原昇取締役
「すごく食い入るようなまなざしで熱心に見て頂いたんだよということを聞かされております」
25歳で即位してからおよそ70年。
イギリスだけでなく世界の人々の記憶に残るエリザベス女王は8日、96歳で亡くなりました。
ロンドンのバッキンガム宮殿に掲げられた告知文。
イギリス王室は8日、女王エリザベス2世が死去したと発表しました。96歳でした。
市民
「女王は多くの人たちのお手本になっていた。とても多くの人たちの」
記者
「女王が亡くなったという発表を受けてからまだ3時間しかたっていませんが、イングランド北部のニューカッスル駅ではモニターに女王を追悼する写真が掲げられています」
夏の静養先であるスコットランドのバルモラル城に滞在していたエリザベス女王。
2日前、トラス新首相を任命したばかりでした。
イギリス トラス新首相
「エリザベス女王は現代のイギリスの礎でした。我が国は彼女の時代に発展し花開きました」
エリザベス女王は1926年に生まれ、1952年、父親のジョージ6世の死去を受け、25歳で即位しました。
夫のフィリップ殿下との間に3男1女をもうけ、1990年代以降は長男チャールズ皇太子と当時のダイアナ妃の離婚問題などでメディアの報道にさらされます。
また、1997年、離婚後のダイアナさんがパリで事故死した際には「対応が冷たい」などと批判されたこともありました。
一方、新型コロナが猛威を振るったおととしには。
エリザベス女王
「まだ耐えなければならないことがあるかもしれませんが、やがて今よりも良い日々が訪れるということに慰めを見いだすべきです」
国民を異例のビデオメッセージで励ましたほか、2012年のロンドン・オリンピックではジェームズ・ボンドと共演し、世界を驚かせました。
1975年の来日時には、日本とイギリスについてこう語っています。
エリザベス女王
「両国の国民には多くの共通点があります。特に似ているのは、愛情表現が控えめでも、相手を深く思いやることの出来る気質です」
その死を悼む声は世界から寄せられました。アメリカのバイデン大統領は…。
アメリカ バイデン大統領
「亡くなる前にお会いしましたが、信じられないほど気品のある女性でした」
新国王には長男の「チャールズ3世」が即位していて、10日間ほど喪に服した後、ウェストミンスター寺院にて国葬が執り行われる予定です。
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