【五輪汚職】森元総理を参考人聴取 地元・石川で“無言”貫く(2022年9月9日)

【五輪汚職】森元総理を参考人聴取 地元・石川で“無言”貫く(2022年9月9日)

【五輪汚職】森元総理を参考人聴取 地元・石川で“無言”貫く(2022年9月9日)

 東京オリンピックパラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検特捜部が森喜朗元総理(85)を、参考人として任意で事情聴取していたことが分かりました。当時、組織委員会のトップを務めていた森氏への聴取。特捜部の狙いと今回の事件に与える影響とは。

 何か答えたのでしょうか。マスクが動いたように見えます。

 9日、地元・石川県を訪れたのは渦中の森喜朗元総理。馳県知事との面会では、笑顔も見られました。

 関係者への取材で、東京地検特捜部が、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の会長だった森元総理を、参考人として任意で、複数回にわたって事情聴取していたことが分かりました。

 森元総理は2017年以降、紳士服大手のAOKIホールディングスの前会長・青木拡憲被告(83)と会食などをしていました。

 青木被告は東京大会のスポンサー選定などに関して、組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)に合わせて2800万円の賄賂を渡した罪で起訴されています。

 森元総理に青木被告を紹介したのは、賄賂を受け取ったとされる高橋容疑者だったというのです。

 森元総理は、任意の聴取に対してAOKI側からスポンサー選定の依頼は受けていないという趣旨の説明をしたとみられます。

 森元総理が大会組織委員会の会長に就任したのは、2014年。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などの発言で、去年2月に会長を辞任しました。

 高橋容疑者が青木被告を森元総理に会わせたという2017年は、大会組織委員会の会長でした。

 その翌年の2018年にAOKIはスポンサー契約し、選手団が身に着ける公式服装などを手掛けました。

 大会組織委員会会長(当時)・森喜朗元総理:「青木さん、AOKIホールディングスさんとはですね、我々のグッズでありますとか、そうしたものも販売して頂いているわけです。青木さんに対して心から感謝を申し上げて」

 広がりを見せる、東京オリンピックを巡る贈収賄事件。

 森元総理の代理人弁護士は「刑事事件になっており、捜査に支障をきたすので、回答は控える」とコメントしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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