「なんで女装してんねん」”SOGIハラ”訴訟で会社側が訴えを全面的に認め賠償に応じる|TBS NEWS DIG
男性として生まれ現在は女性として生活している会社員が、勤務先の元上司から性自認に関する侮辱=「SOGIハラ」を受けたとして会社などに賠償を求めた裁判で、会社側は訴えを全面的に認め賠償することを表明しました。
この裁判は、トランスジェンダーの会社員が2019年までの2年間、勤務するIT関連会社「ピクシブ」の元上司から「なんで女装してんねんお前、男やろがい」などと、性自認に関する侮辱=「SOGIハラ」を繰り返し受けたとして、会社や元上司を訴えたものです。
会社員はあわせて500万円あまりの賠償を求めていましたが、きょう午後、東京地裁で開かれた裁判で、「ピクシブ」は訴えを全面的に認め、賠償を全額支払う「認諾」を表明しました。
「SOGIハラ」を訴えた原告(30代)
「会社側が非を認めてくれたことに関しては前向きにとらえている。会社の中の制度やセクハラ防止のための体制整備について、私も意見を言うなど力になれれば」
原告側の代理人弁護士
「ピクシブユーザーの方々がきちんと(支援の)声をあげてくださったことに尽きる」
「ピクシブ」は、「体制と対応が不十分であった責任を認め、改めて原告に深く謝罪します」とコメントしています。
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