仏・ニース 86人犠牲のテロから6年 裁判始まる|TBS NEWS DIG
6年前、86人が犠牲となったフランス南部・ニースでのテロ事件で犯行を手助けしたとされる男らの初公判が5日、行われました。遺族は事件の真相解明と被告への厳罰を求めています。
フランス南部・ニース。事件からまる6年となった7月14日、被害者の慰霊の像を1人の女性が訪れました。被害者団体代表のアンヌ・ミュリスさんです。当時27歳だった娘のカミーユさんを事件で亡くしました。
アンヌ・ミュリスさん
「カミーユの名前はこちらです。ハートに刻まれています。悲しいです」
2016年7月、革命記念日を祝う花火の見物客に大型トラックが突っ込み、86人が死亡。事件の2日後、過激派組織「イスラム国」系のメディアが犯行声明を発表しました。
母親・アンヌ・ミュリスさん
「(娘は)いつも明るくて幸せ。太陽のような子でした。これは一生癒えない傷で、時間が経てば経つほど喪失感が強くなっていきます」
事件から6年がたった5日、パリの裁判所で初公判が開かれました。
記者
「裁判はこちらの特別法廷で行われます。しかし、事件の解明につながる実行犯の姿はありません」
トラックを運転していた実行犯の男(当時31歳のチュニジア人)は、事件直後に警察が射殺。罪に問われているのは、トラックや武器の調達を手助けしたとされる男(27)など8人の被告です。
遺族として裁判に出廷する予定のアンヌ・ミュリスさんは…。
アンヌ・ミュリスさん
「裁判では、まず真相が明らかになるよう願っています。私たちの恐怖と苦しみの証言が、裁判官らの心に響くことを期待しています」
判決は12月に言い渡される予定です。
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