富山湾で発見“子ども遺体”か 4.7km離れた海上…司法解剖へ 不明2歳児との関連調査(2022年9月5日)
4日、富山県沖で子どもとみられる遺体が見つかり、警察は2週間前に高岡市で行方不明となった2歳の男の子との関連を調べています。司法解剖は、5日午前にも行われます。
■4.7km沖合…“子ども遺体”発見
当時、天気は晴れ、波も穏やかだったといいます。遺体が発見されたのは、氷見漁港から東北東に4.7キロの海上でした。
釣りをしていた男性:「氷見の沖で釣りをしているが、遠目に何か浮いているのが見える。人か動物か分からない」
通報を受けた海上保安部が4日、氷見市の沖合で発見したのは、子どもとみられる遺体でした。
氷見市と隣接する高岡市では、およそ2週間前から、2歳の高嶋怜音ちゃんが行方不明になっていて、警察は関連性を調べるため、遺体を高岡署へ移送しました。
先月20日、水色の半袖、半ズボンのパジャマで、裸足のまま、1人で外に出たとみられる、怜音ちゃん。午後6時40分に自宅で確認されたのを最後に、行方が分かっていません。
怜音ちゃんの父親:「2歳で自分でできることが増えたこともあって、玄関の鍵を自分で開けてみたりとか。自分でドアノブをちょっと開けて、脱走しようと試みたりというのは多々ありました。早く帰ってきてほしいという一言です」
当時、富山県では大雨警報が発令されていましたが、午後7時ごろ、雨は小康状態でした。
■捜索に水中カメラ・無人潜水機も
自宅の周りには用水路があり、近隣住民によりますと、当時、水かさが増していたといいます。近くには、小矢部川と合流する川も流れていて、その小矢部川は富山湾につながっています。
捜索ボランティア:「見つけたいんですけど、僕に見つかってほしくないというか。水で発見したということは、最悪の状況っていうことじゃないですか」「(Q.見つけたいけど?)見つかってほしくない」
怜音ちゃんが川に転落した可能性もあるとして、捜索には水中カメラや無人潜水機も投入されました。
付近の川は、これまで複数のボランティアや警察、消防などがくまなく捜してきました。
捜索ボランティア:「若いころに、川からゴムボートで海まで行ったことあって、ここに続く川から海までで、ゴムボート乗っている時に渦巻いて、進めない所があった」「(Q.ボートが止まってしまう?)止まってしまう。そこを覚えている範囲で回ってきた」
川の流れが停滞するポイントでも、怜音ちゃんの手掛かりは見つけられず。生い茂る草をかき分けながら、捜索を行う人の姿もありました。
■服は着ておらず…性別・年齢不明
捜索は、自宅から14キロほど離れた河口でも行われています。ほとんど川と海が接するような場所で、川を逆流するような形で捜索を行うということです。
姿が見えなくなった当初、富山湾の河口付近も捜索していましたが、今回、遺体が発見された場所は、氷見漁港から東北東4.7キロ付近の海上でした。
遺体は、うつ伏せの状態で、服は着ておらず、所持品もなく、性別や年齢などは分からないといいます。
警察:「怜音ちゃんの捜索は発見まで続ける。例え1年が経ったとしても、捜し続ける」
警察などは5日に司法解剖を行い、怜音ちゃんとの関連を調べることにしています。
(「グッド!モーニング」2022年9月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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