ラーメン支出額“日本一” なぜ山形? カギは“冷やし”と県民との“距離感”(2023年2月7日)

ラーメン支出額“日本一” なぜ山形? カギは“冷やし”と県民との“距離感”(2023年2月7日)

ラーメン支出額“日本一” なぜ山形? カギは“冷やし”と県民との“距離感”(2023年2月7日)

 1世帯あたりのラーメンの支出額で「日本一」に返り咲き歓喜に沸いている山形市。なぜ、山形が「ラーメン王国」と呼ばれるまでになったのでしょうか。

 盛り上がっているのは山形市内のラーメン店の店主たち、その理由は…。7日、公表された総務省の家計調査の結果、外食でのラーメン年間支出額が全国で山形市が1位に。

 山形市・佐藤孝弘市長:「ものすごくうれしいですし、市民の皆さんと一緒に喜び合いたい」

 お客:「全国的に知らないので分からないが、(山形は)とにかくレベルが高い」

 前年1位だった新潟市を抜き、王座を奪還した山形市。年間支出額は1万3196円。市役所のあちこちで、この盛り上がり。

 ラーメン店店主:「しのぎを削って努力して、おいしいものを提供して、お客様に喜んでいただけるように、その結果が1位ならうれしい」

 一方、王座から陥落した新潟市は…。

 新潟市民:「そんなに張り合っていることを知らないから…」「新潟の方が勝っていると、味の方では負けてないと思います」

 新潟市長も。

 新潟市・中原八一市長:「正直、残念です。今後も山形といいライバルとして、ラーメンを盛り上げていければ」

 日本一となった山形ラーメン。なぜ、山形が「ラーメン王国」と呼ばれるまでになったのでしょうか。

 全国の5000杯以上のラーメンを食べ歩いているラーメン評論家の本谷亜紀さんは。

 ラーメン評論家・本谷亜紀さん:「山形は、夏には冷やしラーメンという文化がある。夏もラーメンの消費量が落ちないのが特徴。暑くてもラーメンを食べたいという魂、ラーメン愛の魂を感じる」

 今でこそ知られる「冷やしラーメン」。その発祥は、山形独自の文化からといいます。さらに。

 ラーメン評論家・本谷亜紀さん:「山形の人にとってのラーメンは『おもてなし料理』。(山形では)おそば屋さんでラーメンを出している店が多く、お客さんが来た時はラーメンを出前する文化が根付いている。本当によく皆、食べている印象」

 日常的に山形県人は、ラーメンとの距離感が近く、ラーメン愛も強いのだそう。

 日本一をかけた戦い。続いては、毎年しのぎを削っている餃子です。宇都宮市、浜松市など数ある“ギョーザの街”の中で今年、日本一になったのは宮崎市。2年連続の日本一となりました。

 全旅連青年部・佐藤雄二郎さん:「2年連続餃子日本一ということで、宮崎県民として非常に喜ばしい。日本一になったことをお客さんに聞いて、あ!そうなんだとびっくりしたところ」

 20代女性:「餃子は宮崎のイメージはなかったが、トライしてみようと思う。宮崎は新餃子県ですね」

 宮崎餃子は肉厚でジューシーさが特徴とのことですが、宮崎市出身の店長は…。

 宮崎郷土料理「いっちゃが」・投山徹店長:「今回、日本一になったことで2年連続なので、それ以上の皆さんの反応を期待している」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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