「息子が盗み食いしないよう寝ないで見張っていろ」母親が“ママ友”の支配を証言福岡・5歳児餓死事件

「息子が盗み食いしないよう寝ないで見張っていろ」母親が“ママ友”の支配を証言福岡・5歳児餓死事件｜TBS NEWS DIG

福岡県でおととし、5歳の男の子を餓死させたとして、母親とともに起訴された「ママ友」の女の裁判員裁判。証人として出廷した母親が男の子が痩せていく様子を「ママ友」が認識していたと証言しました。

碇被告
「赤堀の言うことを真に受けた、信じたのは、本当のようにスラスラと言うんです。わかんないと思いますけど、聞いてる方も魔法にかかっちゃうような。息子が盗み食いしないように寝ないで見張っていろと言われ、考える力がなくなっていました」

おととし4月に餓死した碇翔士郎ちゃんに対する保護責任者遺棄致死などの罪に問われている赤堀恵美子被告の裁判。

きのうに続き、証人として出廷した母親の碇利恵被告が「ママ友」だった赤堀被告による生活全般に及んだ支配について証言しました。

赤堀被告が持ってくるわずかな食料を母と子4人で分けあっていたという碇被告は、翔士郎ちゃんが痩せていく様子を赤堀被告が認識していたと涙ながらに訴えました。

碇被告
「赤堀は毎日、家に来ていた。来るたびに翔士郎を自分のところに呼んで、『翔！おなかを見せて』と。赤堀は、『ほら、お前が言うことを聞かないからご飯を抜かれるからこんなにおなかが引っ込んでいるだろ。こうなったのは、ママのせい』と言っていました」

この裁判で無罪を主張している赤堀被告。翔士郎ちゃんが罰として度々食事を抜かれていたことについて、自らの指示や関与はなかったと主張しました。

赤堀被告
「碇が『子供のしつけをちゃんとしないといけない』と言っていたので、そうしていたのかなと思いました」

母親の碇被告は、あすも証言台に立つ予定です。

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