東京五輪汚職事件で「組織委の森喜朗元会長に現金渡した」AOKI前会長が供述|TBS NEWS DIG
東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、逮捕された「AOKI」の前会長が大会組織委員会の森喜朗元会長(85)に現金を渡したと供述していることが分かりました。
この事件は大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)が、紳士服大手「AOKI」創業者の青木拡憲容疑者(83)らから、オリンピックのスポンサー契約などで便宜を求められ、およそ5100万円の賄賂を受けた疑いで東京地検特捜部に逮捕されたものです。
その後の関係者への取材で青木容疑者が特捜部に対し、大会組織委員会の森喜朗元会長(85)に現金を渡したと供述していることが分かりました。
両者をめぐってはこれまで、高橋容疑者の紹介でAOKIが大会スポンサーに決定する前に面会したことがわかっています。しかし、高橋容疑者は「森元会長とスポンサー選定の具体的な話はしていない」と特捜部に説明しているということです。
特捜部は供述の裏付けや現金の趣旨の確認を慎重に進めているものとみられます。
取材に対し、森元会長側は代理人弁護士を通じ、「高橋氏らが逮捕され、刑事事件になっているので回答を控えさせて頂きます」とコメントしています。
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