「国民の皆様の信頼が揺らいでいる」安倍元総理の「国葬」 岸田総理が自ら閉会中審査で説明へ｜TBS NEWS DIG
新型コロナ感染で10日間の療養を終え31日から執務に復帰した岸田総理は現在、記者会見を行っていて、安倍元総理の国葬をめぐり、総理自らが国会の閉会中審査に出席し、説明する方針を明らかにしました。国会記者会館から中継です。
岸田総理は会見冒頭、旧統一教会や安倍元総理の国葬など、「政治に対する国民の皆様の信頼が揺らいでいると深刻に受け止めている」などと危機感を示しました。
岸田総理
「国会の場で閉会中審査の形で、私自身が出席をし、テレビ入りで、国葬儀に関する私の決断について、質疑にお答えするという機会をいただきたい」
岸田総理は世論の賛否が割れる安倍元総理の国葬について、岸田総理自らが国葬の意義を国会で説明し、国民の理解を得たい考えです。
これに対し、野党側は政府が先週閣議決定したおよそ2億5000万円の経費について、警備費などを含めた総額を明らかにするよう追及を強めています。
政府はこの後、国葬に関する関係省庁の幹部が集まり国葬の詳細について発表する予定です。
また、内閣支持率下落の一因となっている旧統一教会の問題をめぐっては、「国民に懸念や疑念の声をいただいており、自民党総裁として、率直にお詫び申し上げる」と陳謝しました。
これに先立ち、31日朝の自民党役員会では、「過去を真摯に反省し、しがらみを捨て、団体との関係を絶つことを党の基本方針にする」ことなどを指示していて、自民党では、それぞれの議員と団体との関係を点検し、その結果がまとまり次第公表することとしています。
一方、岸田総理は政府の新型コロナの水際対策について、9月7日から1日あたりの入国者を現在の2万人から5万人にすることを表明しました。外国人旅行客の添乗員なしのパッケージツアーも受け入れる方針です。
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