街は“秋の装い” 一方で“暑さぶり返し”予想と気になる台風の行方(2022年8月30日)

街は“秋の装い” 一方で“暑さぶり返し”予想と気になる台風の行方(2022年8月30日)

街は“秋の装い” 一方で“暑さぶり返し”予想と気になる台風の行方(2022年8月30日)

 台風11号が今年1番の非常に強い勢力に発達しました。31日には沖縄地方に接近する見込みです。台風は週末にかけて停滞する見込みですが、その後、西日本に上陸する恐れも出てきています。

 50代男性:「(Q.外に出てみて)さぶって思いました。秋の気配を感じる今日この頃です」

 カーディガンにジャケット、そしてブーツ。30日の朝の最低気温は20.2℃と、9月中旬並みです。

 街の人も敏感に気温の変化を感じています。

 40代女性:「(Q.きょうの気温で何をやめましたか)氷のペットボトル水筒をやめました」「(Q.もう冷たいものは)きょうはいいかな…」

 20代女性:「サンダルをやめました。寒かったのでやめて。これは本当は妹の靴で」

 暑さ対策の装備を捨て、秋の装いに…。ただ、厚着しすぎてしまった人も。

 20代男性:「電車が暑かったです」「(Q.脱げないんですか)中が下着っぽい感じなので…」

 一方、西日本。37℃近くまで上がり、 7日ぶりの猛暑日となった大分県の日田市は、まだ半袖。東京とは対照的なファッションです。

 季節の移り変わりは、ここでも感じられます。

 真夏は温かいそばと冷たいそばの割合が6対4。それが30日は、8対2で温かいそばが出ているそうです。

 南天・湯浅清店主:「かなり涼しくなってきたので、売り上げも上向き。涼しい方がありがたい」「(Q.きょうの気温は?)最高です」

 30日は午前8時までに、夏を上回る70人の客が来たといいます。

 温かいものもほしくなるはず…。東京は29日夜、今シーズン初めて10℃台まで気温が急降下。30日、日中も30℃に届きませんでした。

 20代女性:「体調も崩しやすいから気をつけないと。急に冷え込んできて大変です」

 実際、体調を崩す人も増えています。

 コロナを疑い、発熱外来を受診するも…。

 東京ビジネスクリニック・内藤祥医師:「検査してみると、コロナではない方も含まれる。夜、窓を開けて寝てしまって、起きたらのどが痛かったとか」

 軽いのどの痛みや鼻水など、一般的な風邪の症状で受診する人が増えているといいます。ただ受診した人のうち半分は陽性で、まだ陽性率は高い状態だといいます。

 東京ビジネスクリニック・内藤祥医師:「気温が下がると、感染症という意味では、非常に人の体は感染しやすい状況になりますので、これまで以上に少し慎重に(体調を)ケアしたほうが良い」

 関東は31日以降、暑さがぶり返し、35℃以上の厳しい残暑が予想されています。

 一方で心配なのは、台風の接近です。小笠原諸島ではすでに大雨と強烈な風による被害も。今後、沖縄に接近し、西日本に上陸する恐れもあります。

 今も勢力を強め続けている台風11号。列島にどのような被害をもたらすのでしょうか。

 車の運転が困難になるほどの大雨。小笠原諸島の父島で撮影された映像です。猛烈な風の影響か、道路には折れた木々が散乱しています。さらに、横倒しになった車も…。

 父島では29日、8月の観測史上最も強い最大瞬間風速48.4メートルを記録しました。

 撮影者:「実際に車が転がっているのは初めて見た。目の前が真っ白で、前に進み難いのも初めての経験」

 島を襲った台風11号は、非常に強い勢力となり、今も発達を続けながら西へ進んでいます。

 31日、沖縄の大東島地方に接近する見込みで、最大瞬間風速は70メートルにまで達することが予想されています。

 30日午前中、青空が広がった大東島地方。住民は備えを進めているといいます。

 北大東島在住・大城勇太さん:「消防がないので村の職員で消防団を結成し、災害に対応しているが、だいぶ大きいので注意しようと。農家だったり色んな方も台風対策しているようです。飛ばされるものを片付けたりという感じ」

 沖縄地方を同じ規模の台風が襲ったのは2012年の台風17号です。

 最大瞬間風速は60メートル以上。街中では車が横転し、街路樹が倒れるなどの被害がありました。

 北大東島在住・大城勇太さん:「今回、台風も大きいのでより警戒しましょうと」

 さらに、台風は週末にかけて沖縄付近に停滞。その後、進路を変えて西日本に上陸する可能性もあります。

 長い時間、大雨や暴風が続く恐れもあり、警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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