天皇陛下サンダル姿で仏教遺跡へ熱心に視察カメラ片手にパチリ(2023年6月22日)

天皇陛下サンダル姿で仏教遺跡へ熱心に視察カメラ片手にパチリ(2023年6月22日)

天皇陛下 サンダル姿で仏教遺跡へ 熱心に視察…カメラ片手にパチリ(2023年6月22日)

 天皇陛下は22日、インドネシアの古都にある世界遺産「ボロブドゥール寺院」を訪問されました。インドネシアの伝統的な生地を使ったシャツを着た陛下の足元はサンダル姿。強い日差しのなか、カメラを手に熱心に視察されました。

 ジョグジャカルタにある世界遺産。お気付きでしょうか、天皇陛下のお足元はサンダルです。天皇皇后両陛下のインドネシアご訪問。22日も陛下の肉声が届いています。

 視察されたのは8世紀から9世紀にかけて建造されたボロブドゥール寺院です。石に刻まれたレリーフ、時間をかけて修復しているといいます。

 その後、見晴らし良い場所に移動。スマートフォンではなくコンパクトカメラです。視察を終え、感想を述べられる陛下。

 天皇陛下:「ちょうどよく見える」

 こんな質問が投げ掛けられました。

 天皇陛下:「(Q.サンダルはいかがでしたか?)サンダルは…」

 思わず吹き出される陛下。この後、サンダル履きでこの寺院を視察した理由をご本人が説明されました。

 天皇陛下:「ボロブドゥール寺院は、私も子どもの時から歴史の教科書や上皇、上皇后両陛下からも話を伺っておりまして、また、歴史に関心がある者としてぜひ一度、訪れてみたいと思っておりました」

 上皇さまが天皇に即位後、インドネシアを訪問された際の映像。お二人はやはり、ボロブドゥール寺院を訪れていました。仏塔に抱き付くようにして何かの感触を確かめておられる上皇さま。

 さらにさかのぼって1962年、上皇さまが皇太子時代の訪問です。道に掲げられた歓迎の横断幕。この時に今回、雅子さまが体験された「ろうけつ染め」を上皇后さまも見学されていました。

 視察を終えられてなお、名残惜しそうに寺院の写真を撮られる陛下。ご自分込みの写真も。そして、ガイド役の男性と…。

 ガイド:「私の英語がつたなくてお許し下さい」

 天皇陛下:「NO NO NO NO NO、とても明快なご説明でしたよ」

 さて、気になるのはサンダル…。

 天皇陛下:「(Q.サンダルはいかがでしたか?)思ったよりも履き心地が良かったです。また、サンダルを履くことによってこの寺院を保存しようという、そういった方々の熱意を強く感じました」

 サンダルは遺跡保護の意味合いでした。そして、改めて今回を旅を振り返られ…。

 天皇陛下:「今はインターネットで外国の情報が手に取るように分かりますが、やはり外国に実際に行ってみなければ分からないことというのは数多くあると思います。その意味でもインドネシアの若い方々、日本に興味を持っている方々がぜひ日本を訪れて、そして自分の目で日本を確かめて、そして日本について様々な経験をしていただけると大変うれしく思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事