【京都ウトロ放火事件】懲役4年の実刑判決「独善的で身勝手な犯行」と指摘

【京都ウトロ放火事件】懲役4年の実刑判決「独善的で身勝手な犯行」と指摘

【京都ウトロ放火事件】懲役4年の実刑判決「独善的で身勝手な犯行」と指摘

在日コリアンが多く住む京都府宇治市のウトロ地区で、空き家に放火した罪などに問われた男に対し、京都地裁は懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

無職の有本匠吾被告は去年8月、京都府宇治市のウトロ地区にある空き家に火をつけた罪などに問われています。

ウトロ地区は、太平洋戦争中に朝鮮半島から集められた労働者とその子孫らが多く暮らす地域で、この火事で民家など合わせて7棟が燃え、地域の歴史を伝える資料などが焼失しました。

これまでの裁判で、有本被告は起訴内容を認め、「韓国人に敵対感情があった」と差別的な動機を述べ、弁護側は「被告は家庭や社会で孤立しがちで、自暴自棄に陥っていた」と減刑を求めていました。

日本には、差別や偏見に基づく犯罪を規定する法律がなく、今回の裁判では差別的な動機が量刑にどう考慮されるかが焦点でした。

京都地裁は30日午前、求刑通り懲役4年の実刑判決を言い渡し、「特定の出自を持つ人々に対する偏見や嫌悪感に基づく独善的で身勝手な犯行だ」と指摘しました。
(2022年8月30日放送「ストレイトニュース」より)

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