台風11号“非常に強い”勢力に…車横転 バイク倒れ 小笠原住民「経験したことない」(2022年8月30日)
台風11号の影響で、小笠原諸島では、8月としては観測史上最も強い暴風雨となりました。台風11号は“非常に強い”勢力となり、今後、沖縄地方へ接近する見込みです。
■カメラマン「経験したことない規模」
フロントガラスに打ち付ける強い雨。ワイパーを使っても、前がかなり見づらい状態です。
車線を認識するのも困難です。強風で折れたとみられる木の枝も散乱しています。さらに、横転している車もあります。
映像を撮影したカメラマンの男性は、「これまでに経験したことがない規模の台風だった」と話します。
撮影した「スタジオもののふ!」伊藤亜玲さん:「島に住み始めて30年で、映像の仕事をするようになって20年ちょっと経つが。実際に車が転がっているのは初めて見たし、目の前が真っ白で前に進みにくいというのも、初めての経験。おそらく、これが私の経験上、一番大きな台風」
29日、小笠原諸島の父島に接近した台風11号。小笠原諸島では、午前11時13分に大雨・暴風・波浪警報が出され、午後6時16分には、父島の8月の観測史上最も強い、最大瞬間風速48.4メートルを記録しました。
■予想つかず…“本州に大雨”の可能性
強風で倒れてしまった2台のバイク。地元住民は、台風が“発生から接近するまでの速さ”に驚いたといいます。
バル「ボーノホライズン」牧野壮一店長:「(これまでは)シャッターをおろしたり、飛びそうなものは室内に入れていた。今回は、準備をする間もなく来てしまった。いきなり近場で発生して、スピードが速くて、何の準備もできないという。なかなか経験したことのない台風でした」
30日午前3時に、非常に強い勢力となった台風11号。今週末にかけ、沖縄地方へ接近する見込みです。
気になるのは、その進路。実は、まだ予想がつかないというのです。さらに、本州にまで大雨をもたらす可能性もあるということです。
(「グッド!モーニング」2022年8月30日放送分より)
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