岸田総理テレワークなのに…“ネット未接続”わざわざ官邸へ(2022年8月25日)
21日に新型コロナの感染が確認された岸田文雄総理大臣。症状が軽いこともあり、翌日の22日から早速、総理公邸でテレワークによる公務を始めました。
■岸田総理 “テレワークシステム”成果強調
岸田総理:「私は、自分が新型コロナに感染するという事態も想定し、テレワークで職務を継続できるよう、官邸と公邸との間に、光ファイバーによる専用会議システムを整備させ、万が一の場合に備えてきました」
総理官邸内の会議室に集められた記者に対し、モニター越しにテレワークシステムの成果を強調しました。
ところが、この光景を巡って、SNS上では「シュールすぎる」「記者とリモート会見でつなげば良くない?」「日本がIT後進国なのは間違いないよ」など、“違和感”を指摘する声が相次ぎました。
■ネット未接続の理由「セキュリティーの都合」
リモートで記者会見や会議を行う場合、参加者全員がオンライン上でやり取りをするのが一般的です。
しかし、今回の岸田総理“肝いり”のテレワークシステムは、公邸と官邸の間でしか回線がつながっておらず、インターネットには接続されていません。
そのため、総理に取材するためには、わざわざ官邸内の回線がつながっている部屋に集まらなければならないのです。その背景にあるのは…。
政府関係者:「セキュリティーの都合から外部への接続を見送りました」
■30日まで公邸でテレワーク予定 その間も…
閣僚も、例外ではありません。総理と面会するため、総理のいない官邸に、連日続々とやってきます。
総理の執務室には、普段、総理が座る位置に大型モニターが置かれ、その画面を通じてやり取りが行われているということです。
24日に行われた政府の会議でも、官邸に多くの人が集められ、総理は通常自分が座る位置から画面越しに参加していました。
岸田総理:「きょうの会議につきましては、私、リモートでの参加となっておりますけど、おわびを申し上げます」
30日までは、公邸でテレワークを続ける予定の岸田総理。ただ、その間も、官邸に足を運ぶ人の数が減ることはなさそうです。
(「グッド!モーニング」2022年8月25日放送分より)
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