運行会社が謝罪「運転ミスなのでは」乗客6人“後部の窓”から脱出 バス横転炎上事故(2022年8月23日)
名古屋の高速道路でバスが横転・炎上し、2人が死亡、7人がけがをした事故から一夜明けた23日、バス運行会社『あおい交通』が会見を開きました。
あおい交通・松浦秀則社長:「昨日お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、けがをされた方へ、心よりおわびを申し上げます。申し訳ございませんでした」
死亡した1人は、運転手の大橋義彦さん(55)とみられます。
あおい交通野口営業所・松田吉彦運行主任:「多くの車が進路変更を行うところですので、この箇所は十分に気をつけて走行しなければならないところ」
あおい交通・松浦秀則社長:「分離帯にぶつかったこと自体は、運転ミスなのではないだろうか」
大橋さんは入社以来、事故が起きた路線を担当していて、健康状態に問題もなかったといいます。
大橋さんの同僚:「分離帯のところにまともにいっているので、意識をパッとなくして突っ込んでしまったのでは。『ブレーキ痕ない』とニュースでもやっていたので、そうかなと」
捜査関係者によりますと、バスは出口へ向かう車線を時速約60キロで走行していたところ、ゆるやかに曲がり、分離帯に衝突したとみられます。また、現場にはブレーキや急ハンドルを切った跡が残っていなかったといいます。
体調に何らかの異常が起きて、意識を失ったり、運行記録に目を落とすなどして、運転操作を誤った可能性もあるということです。
横転したバスから乗客がどのように脱出したかも分かってきました。バスの非常口は右側に設置されているため上を向き、乗客は車内から外に出るのは困難でした。
捜査関係者によりますと、乗客6人はバスの後方の窓から外に逃げたということです。周囲を走っていたドライブレコーダーの映像で確認されました。窓は衝撃で割れたのか、乗客が割ったのかは分かっていません。
一方、バスのドライブレコーダー映像を収集していますが、大きく損傷しているため、レコーダーそのものやSDカードが破損している可能性もあるといいます。
警察は、家宅捜索で資料を押収し、過失運転致死傷の疑いで、運転手の勤務状況などを調べる方針です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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