韓国で旧統一教会“大規模抗議デモ” 嫁いだ日本人妻ら3000人超「歪曲報道中断しろ」【もっと知りたい!】(2022年8月19日)
18日、韓国で旧統一教会の信者らが日本での報道が偏向的だと抗議する、大規模デモを行いました。参加したのは、合同結婚式を挙げ、韓国に嫁いだ日本人女性が中心で、韓国各地から集まったとみられています。
■日本人妻ら3000人超集結…直撃も無言
日本語と韓国語を交互に繰り返すシュプレヒコール。教団関係者によりますと、18日にソウルの中心部で行われた旧統一教会のデモに集まったのは、合同結婚式で韓国に嫁いだ3000人以上の日本人妻らだといいます。
前にはステージも設けられていますが、横断幕には「言論の歪曲・偏向報道」と書かれています。
信者たちの手に掲げられたプラカードを見ると、内容は「普遍的人権、信仰の自由を尊重せよ」「家庭連合に対する偏向報道を許すな!」などと、日本語と韓国語でそれぞれ書かれています。
しかし、なかには「拉致監禁ビジネスを許すな!」といった、安倍元総理殺害を巡る、ここ1カ月余りの旧統一教会に関連した日本メディアの報道とは別の内容も含まれています。
デモ行進が始まり、ソウルのまさにど真ん中を何千人という人が歩いていきます。行進と共に流れる歌は、日本語です。
デモは、日本メディアに対する訴えが目的だということで、信者一人ひとりの声を聞いていきます。日本人妻だと発表されているため、日本語で尋ねました。
日本人に声を掛けていますが、誰も答えてくれません。おそらく、そういった指示が出ているものとみられます。そこで、信者の男性に韓国語で話し掛けてみました。
男性信者:「(Q.きょうの集会の目的は?)日本にいる家族と友だちを助けたくて来ました」
答えてくれるようです。しかし、教団関係者がインタビューを阻止しにきました。
その後も、何人もの信者にインタビューを試みましたが、直接意見を述べる人はいませんでした。
■“施設訪問”萩生田氏「名称似ていた」
日本国内では、連日報じられている自民党議員と旧統一教会の接点について、新たな動きがありました。
萩生田光一政調会長と生稲晃子議員は選挙前、東京・八王子市にある施設を共に訪れていました。生稲議員によりますと、2人は別々の車でここを訪れ、施設内でも全く会話をしていないといいます。
渦中の2人が初めて、それぞれ報道陣の取材に応じました。
自民党・生稲晃子参院議員:「移動中は、萩生田先生とは車が別でしたので、話は全くしていないですね」「(Q.訪問先で萩生田氏とどんな話を?)訪問先でですか?全く話は、先生とはしていません」「(Q.八王子の家庭教会でよろしいですか?)それが私、全くその時は見てなかったので、分からなくて。だから、知りませんでした」
一方、一緒に施設を訪問した萩生田政調会長は、「正直申し上げて、その団体と旧統一教会との関係というのは、名称が非常に似ていますので、そういう思いはあったんですけども、あえて触れなかったというのが、正直なところです」と述べました。
萩生田政調会長は、以前から関わりがあった「世界平和女性連合」が、旧統一教会の関連団体である可能性に気付いていたといいます。そのうえで、今年6月18日に、団体主催の集会に生稲議員と施設を訪れたと述べました。
自民党・萩生田光一政調会長:「私自身は、女性連合の皆さんの集まりだという認識で行きましたけど。生稲さんは、存じ上げなかったと思います」「(Q.二度と関係は築かない?)適切な対応をしていきたい」
18日のこの発言を受け、旧統一教会に対して取材を試みますが、取材できませんでした。
萩生田政調会長が議員秘書だった時代から、よく知ると話す有権者は、次のように話します。
有権者:「彼は、昔から統一教会とは付き合いがあったからね。有名な話ですよ、八王子ではね」
(「グッド!モーニング」2022年8月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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