「タブレット操作は運転に不必要な行為で過失大きい」禁錮2年実刑判決 北関東道の幅寄せ行為で女性4人死傷事故|TBS NEWS DIG
おととし、群馬県の高速道路で幅寄せ行為をし、女性4人が死傷する事故を引き起こしたとして、過失運転致死傷の罪に問われている男に対し、前橋地裁は禁錮2年の実刑判決を言い渡しました。
おととし12月、群馬県の北関東自動車道で、本線と出口の分岐点に乗用車が衝突し、運転していた三田昌子さん(64)ら2人が死亡、2人が重軽傷を負いました。
この事故では、三田さんの前を走る車を運転していた元建設会社社長の増山邦夫被告(55)が、幅寄せをして事故を起こさせたとして、過失運転致死傷の罪に問われています。
起訴状などによりますと、増山被告は運転中にタブレット端末の操作に気を取られ、意図せずして、車が左側に寄って行ったことに気付いていなかったということです。
そして、きょう。
裁判官
「被告人を禁錮2年に処する」
前橋地裁は、検察側の禁錮4年の求刑に対し、禁錮2年を言い渡しました。量刑の理由について、「増山被告は反省の態度を示している」とする一方で…
裁判官
「タブレットの操作は運転に不必要な行為で過失は大きい。2人のかけがえの無い生命を奪った」
増山被告は「寛大な判決」を求めていましたが、前橋地裁は「2人の生命が失われ遺族の精神的苦痛も大きい」として実刑判決を下しました。
判決後、亡くなった三田昌子さんの夫、静雄さんが苦しい胸の内を明かしました。
亡くなった三田昌子さんの夫 静雄さん
「かけがえのない家族を奪われたわけですから、何年でいいということはないですけど、恨んでも亡くなった人が帰ってくるわけではないので」
静雄さんは「反省して判決を素直に受け入れて欲しい」と話しました。
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