北陸で“巨大雨雲”わずかの間で一変 雷もとどろく「警報級の大雨」恐れ(2022年8月16日)

北陸で“巨大雨雲”わずかの間で一変 雷もとどろく「警報級の大雨」恐れ(2022年8月16日)

北陸で“巨大雨雲”わずかの間で一変 雷もとどろく「警報級の大雨」恐れ(2022年8月16日)

 北日本では激しい雨となっていて、北海道日高町では、土砂崩れが発生し、一時トレーラーなど19台が立ち往生しました。

 北海道の日高町と清水町を結ぶ国道274号「日勝峠」です。土砂崩れによって、およそ30キロにわたり通行止めとなっていました。落石などから道路を守る覆道では、側面を濁流が滝のように流れ落ちて、危険な状況です。

 日高町には、16日午前7時半に大雨警報が出されていました。

 撮影者:「もう断続的に弱まることなく、降り続いています」「(Q.今は車が多く立ち往生している状態か?)私は先頭側なので、後ろは相当に縦列していると思います。見えないくらいいるので、大型(トレーラー)なもので、Uターンするような場所がないものですから、前の土砂崩れを撤去してもらわないと身動きができない状態ですね」

 警察によりますと、16日今朝7時半ごろに通行中のドライバーから通報があり、大型トレーラーなど19台が5時間にわたり立ち往生したということです。

 また、北海道豊浦町でも大雨のため道路が冠水するなどし、トンネルにはタイヤが浮かんでいました。

 撮影者:「泥水が川のように国道トンネル内が映像のような状況になっていました。ペットボトルなどが流れていると思ったらタイヤまで流れて来たことには驚きました」

 24時間で160ミリを超える大雨が降った八雲町。川が増水し、濁流が橋げたの近くまで迫っています。普段の様子は、画面下側。穏やかな川が一変し、コンクリートの橋が途中で折れてしまっているのが分かります。

 町内では一時、およそ3700人に「避難指示」が出されました。

 避難した住人:「携帯で警報が鳴ってからすぐなので(来たのは)午前5時前ですね。雨がすごかったので、あまり寝付つけなくてという形だったので、すぐ(避難した)」「すごかったですね。風と雨の量が普通じゃなかった。今までにない…」

 北海道では、他に「避難指示」が伊達市の170世帯343人。長万部町で403世帯692人、奥尻町の1506世帯2467人にも一時出されました。

 木が激しく揺れ、雨が打ち付ける様子が撮影されたのは北陸・富山県。

 17日にかけて再び大雨に見舞われる見込みで、気象台が警戒を呼び掛けます。17日夕方までに予想される雨量は、多い所で180ミリとされ、雷を伴って降る可能性も高まっています。

 分厚い雨雲で徐々に覆われていくのは金沢市内にある北陸朝日放送本社上空です。太陽が見えなくなってから、ものの数分間で大粒の雨に見舞われました。道路をたたき付けるような土砂降りと同時に雷の音も聞こえてきます。

 石川県では輪島市、珠洲市、能登町、穴水町に大雨警報が発表され、17日にかけて1時間雨量は能登、加賀ともに50ミリとなる見込みです。さらに、その後も「警報級の大雨」が続く恐れがあります。

 先週の豪雨で大きな被害を受けた東北でも再び雨脚が強まっていて、片付け作業に追われる住民からは二次災害を心配する声も上がっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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