【ウクライナ情勢】ゼレンスキー氏「2日間の停戦実現」製鉄所から市民約100人の避難始まる
ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、ロシア軍が包囲を続けるウクライナ南東部・マリウポリの製鉄所から、市民約100人の避難が始まったと明らかにしました。
ゼレンスキー大統領「この地域で初めて、2日間の停戦が実現した。アゾフスタリから100人以上の民間人を救出することができた」
マリウポリのアゾフスタリ製鉄所には約1000人の市民がいるとされていますが、ゼレンスキー大統領は1日、第一陣として、約100人の市民が避難を始め、2日朝にはマリウポリ北西のザポリージャに到着する予定だと明らかにしました。
また、ロイター通信によりますと、ロシア国防省は1日、製鉄所から市民80人を避難させ、国連などの代表者に引き渡したと発表したということです。
避難民「(食べ物は)ほとんどなかった。大人は我慢できるけど、子どもはいつもおなかをすかせていた」
ザポリージャへの経由地とされる東部・ドネツク州の一時避難所には1日、国連の車両などに護衛され、約50人の市民が到着したということです。
国連の人道問題調整事務所は、国連と赤十字国際委員会が紛争当事者と調整しながら避難路を確保していると明らかにしていて、ゼレンスキー大統領は、条件が整えば、2日午前8時(日本時間午後2時)に避難が再開されると述べています。
(2022年5月2日放送「ストレイトニュース」より)
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